双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

9/12JELLY JELLY CAFE渋谷店に行って来ました(前編)

f:id:sugo6kozo:20170912233314j:image

タイトルの通り、JELLY JELLYCAFE渋谷店に行って来ました。

 

[:contents]

 

これまでは個人主催のゲーム会を中心に遊んでいた私ですが、ブログ再開に当たり、探求の範囲を広げてみようと思い立ち、ボードゲームカフェやプレイスペースにも飛び込んでいくことにしました。

 

JELLY JELLY CAFEとは

JELLY JELLY CAFEとは、2011年に開店した、日本のボードゲームカフェの草分け的存在です。渋谷店を皮切りに積極的な店舗展開を進め、最近では水道橋店、横浜店の開店が間近となっています。

 

詳しくはこちら。

Search by Algolia

 

その渋谷店ですが、明るく清潔感があり、居心地のいいお店です。400以上あるというボードゲームは見やすく陳列され、取り出しやすくなっています。品揃えは、初心者向けから上級者向けまで、定番を手堅く抑えている印象です。

 

料金は、平日13:00〜18:00、平日と土日の18:00〜23:00が1500円、土日の13:00〜18:00が2000円です。料金にはドリンク1杯分が含まれています。食べ物持ち込み可、飲み物持ち込みは不可です。

 

店員さんもよく気が利くようで、我々がゲームの選択に迷っていると、押し付けがましくない範囲でアドバイスをくれたり、あれこれ世話を焼いてくれます。

 

この日は平日にも関わらず盛況で、最終的には全ての席が埋まっていたようです。

 

18:00頃にお店に着いた私は、日頃飲み慣れない辛口ジンジャーエールを注文し、しばらくは相席してくれる仲間を待ちながら、スマホでブログ記事を書いていました。

 

ほどなく、相席希望のお客さん2人が入店したので、「宝石の煌き」を遊びました。なお、この2人をはじめ、今日一緒に遊んだ方々はいずれも初対面です。

 

宝石の煌き

f:id:sugo6kozo:20170913100932j:image

2014年、マーク・アンドレの作品。

 

宝石を集め、その宝石で場札を獲得し、購買力を上げながら得点を集めるゲーム。

 

JELLY JELLY CAFEでは、こんなサマリーが用意されています。これは便利。

f:id:sugo6kozo:20170913101409j:image

 

私以外の2人とも初プレイとの事で、私がルール説明をしたのですが、うまく伝わっていなかったところがいくつかあり、2人には迷惑を掛けてしまいました。決して複雑ではない「宝石の煌き」でルール説明をミスするなんて、恥ずかしい限りです。今後は相手の理解度をこまめに確認しながらルール説明をするようにします。あと昔買った「みんなのインスト」を読んで出直します。

 

 

 

宝石の煌き 日本語版

宝石の煌き 日本語版

 

 

 

ドメモ

ここで更に2人が合流。5人で「ドメモ」を遊ぶことにしました。

 

f:id:sugo6kozo:20170913123434j:image

 

「ドメモ」は、1975年アレックス・ランドルフの作品です。

 

各プレイヤーは自分には見えないように手札を持ちます。他プレイヤーの手札、場に公開された札から自分の手札を推理し、手番になったらその番号を宣言します。宣言が当たったらその札を場に出します。手札を全て出し切ったプレイヤーの勝利です。

 

悪くはないのですが、2017年の擦れたボードゲーマーである私からすると、やや淡泊で物足りない印象があります。

 

 

推理と駆け引きの数字当てゲーム ドメモ (DOMEMO)

推理と駆け引きの数字当てゲーム ドメモ (DOMEMO)

 

 

ボブジテン

 ここからまた2人が合流し、「ボブジテン」を遊びました。

f:id:sugo6kozo:20170913123439j:image

 

「ボブジテン」は2017年、サークルTUKAPONの同人作品です。

 

日本語勉強中のボブが、カタカナ言葉を使わずにカタカナ言葉を説明する辞典を作る、という設定のゲームです。

出題者はお題カードで指定されたカタカナ言葉を、カタカナ言葉を使わずに説明します。出題者がうっかりカタカナ言葉を使ってしまったら減点です。山札の1番上にトニーがいる場合、出題者は接続詞を使うことが出来ません。

回答者がお題の言葉を当てれば、出題者と回答者に得点が入り、回答者が次の出題者になります。

山札が切れた時、一番多くの得点を獲得していたプレイヤーの勝利です。

 

我々が普段いかにカタカナ言葉に依存しているか思い知らされます。特にコンピュータ用語が辛いです。

 

犯人は踊る 

参加者がもう1人増え、8人で「犯人は踊る」を遊びました。 

f:id:sugo6kozo:20170913123448j:image

「犯人は踊る」は、2013年の鍋野企画の同人ゲームです。第3版まで出るほどの人気作です。

 

カードプレイにより手札が頻繁に入れ替わる中、手札が1枚の時に犯人カードを出すか、探偵カードで犯人カードを持ったプレイヤーを指名するか、いぬカードで他プレイヤーの手札の犯人カードを引き当てるかのいずれかの勝利条件を目指します。

 

たまに犯人も探偵もいぬも手札に来ず、勝負に参加できない展開がありますが、1ゲームが短いのでそれほどストレスになりません。あくまでパーティーゲームと割り切って手軽に楽しむべきゲームです。

 

あと、手札の探偵カードはいつまでも手元にあるとは限りません。使える時は大胆に使いましょう。

 

犯人は踊る(2015年第三版)

犯人は踊る(2015年第三版)

 

 

インサイダーゲーム

同じ8名で、引き続き「インサイダーゲーム」を遊びました。

 

写真は撮り忘れ。

 

「インサイダーゲーム」は、2016年のオインクゲームズの作品です。

 

マスターと回答者に分かれ、回答者はマスターに質問を繰り返して制限時間内にお題を当ることを目指します。ただし、回答者の中にはお題を知っているインサイダーがまぎれ込み、議論を誘導しようとします。なお、インサイダーでない回答者は庶民と呼ばれます。

問題に正解した後、全員で議論してインサイダーを探り、インサイダーを当てればマスターと庶民の勝ち、当てられなければインサイダーの勝ちとなります。

 

実を言うと、私は「インサイダーゲーム」を余り高く評価していません。色々粗いところがあると感じてしまうからです。

 

まず、たまに難しいお題もありますが、多くのお題が簡単すぎて、インサイダーが黙っていても勝手に答えに行き着いてしまうケースが多々あります。もっとも、そこを逆手にとって寡黙なプレイヤーを疑うという推理も成り立つのでしょうが、それだと手がかりが不足する気がします。

また、制限時間内に答えが出なかったら全員負けというルールも、美しくないと感じてしまいます。極端な話、自分も負けていいから他のプレイヤーを巻き込んでやろうという悪意を持ったプレイヤーがいると、ゲームが破綻しかねません。

ついでに言うと、私はオインクゲーム作品の多くに見られる無機的なデザインが余り好きではありません。こう感じる背景には、ドイツボードゲームの手の込んだ(ように見える)イラストワークに憧れる、ある種の原理主義あるいは舶来信仰があるように思います。

 

インサイダー・ゲーム

インサイダー・ゲーム

 

 

 

この後も色々遊んだのですが、それらについては後編で。