9/15とけいまわりに行って来ました(前編)
9月15日、桜木町のボードゲームカフェ、なごみ空間とけいまわりに行って来ました。
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なごみ空間とけいまわりとは
なごみ空間とけいまわりとは、9月13日に桜木町にできたばかりのボードゲームカフェです。
http://www.boardgamecafe-tokeimawari.com
JR桜木町駅から徒歩5分、入り口がちょっと分かりにくいところにあり、迷いそうになりました。
とけいまわりの最大の特徴は、店内が畳敷きであることです。履き物を脱いで入店し、ふかふかの座布団に座り、丸いちゃぶ台を囲んで遊ぶ、これは確かに和めます。ちゃぶ台は5卓、20〜30人ほど収容できる見込みです。少し先の話になりますが、冬にはコタツを出す予定だそうです。
置いてあるゲームは100程度とJELLY JELLY CAFEに比べて少なめです。擦れたボードゲーマーである私にとってはやや物足りませんが、おそらく一般人には十分な数です。また、昭和時代の懐かしいボードゲームがこんな感じに置かれています。
2017年にもなってこれらのゲームを遊びたいかと言われると首をひねってしまいますが、品揃えに特徴を出そうという意欲は感じます。
食べ物飲み物については、果肉入りフルーツジュースやトルティーヤなど、独自色を打ち出したものを提供しています。
この日の来客数は、私の滞在した18:00から21:00の間で最大6人。物足りない印象ですが、今後に期待です。
ノイ
まずは3人でノイ。
ノイは、1988年からおもちゃ箱イカロスが販売しているロングセラーのカードゲームです。
手番ごとに3枚の手札から1枚を出し、その数を場の数に足します。場の数が101を超えたら失点です。3回失点したプレイヤーは脱落となり、最後に残ったプレイヤーが勝利します。
場の数が101になった時に凌げる特殊カードをどれだけ引けるかの運ゲーと言ってしまえばそれまでですが、カードをテンポよく出していくのが心地いいせいか、運ゲーであることが気になりません。昔、全ファミ協会というボードゲーム会の締めくくりに参加者全員(20人くらい)でノイをやって盛り上がっていたのを思い出しました。
ところで、紙製の丸いチップが入ったノイを今回初めて見ました。昔は四角いプラスチック製でした。こういう変化にも月日の流れを感じます。
枯山水
庭師となって日本庭園を作るゲーム。
2014年の山田空太の作品です。
ゲーム開始時、各プレイヤーは庭園ボード、禅僧コマ、特定の石の配置でボーナスがもらえる庭園カード、ゲーム中1回だけ使える特殊能力を持つ作庭家カードを持ちます。
各プレイヤーは、時計回りの順に手番を行います。
手番になったらまず砂紋タイルを引き、次のいずれかの行動を行います。
配置:庭園ボードに砂紋タイルを配置します。
譲渡:双方の合意のもと、砂紋タイルを他のプレイヤーに渡し、徳ポイントを得る。受け取ったプレイヤーは、ただちにタイルを庭園に配置します。
保管:引いたタイルを庭園に置かずに保管します。保管したタイルは以降の手番で置くことができます。一度に保管できるタイルは1枚だけ。
廃棄:徳ポイントを消費し、引いたタイルを置かずに廃棄します。
手番プレイヤーがタイルを引いたとき、他のプレイヤーは徳ポイントを支払ってタイルを強奪することができます。強奪したタイルはただちに庭園に配置します。
その後、以下のいずれかの行動を行います。
座禅:徳ポイントを増やします。
禅僧コマの移動:禅僧コマを上下左右いずれかに1歩動かします。禅僧コマはタイルの上しか移動できません。
石の獲得と配置:徳を支払って石を取り、禅僧コマのいる縦列のいずれかのタイル上に置きます。
作庭家カードの使用:作庭家カードを使用し、その効果を受けます。
これを繰り返し、全員が庭園にタイルを置き切ったらゲーム終了です。石の配置、砂紋、苔、達成した庭園カードなどの特典要素を集計し、最も高い得点を得たプレイヤーの勝利です。
久しぶりに遊びましたが、相変わらず徳とは何かを考えさせられるゲームです。「徳を使って強奪する」というのは、凄まじいパワーワードだと思います。
さて、今日の私はちっとも譲渡しない強欲プレイに走ったせいで、最後に徳が不足して目当ての石が置けず、庭園カードを達成できずに負けました。やっぱり徳は大事です。
この後もいくつかのゲームを遊びましたが、そのレポートは次回の後編で。それでは。