9/15とけいまわりに行って来ました(後編)
引き続き、なごみ空間とけいまわりで遊んだゲームの話です。
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ディクシット
不思議な感じの絵にタイトルを付けて遊ぶ感性のゲーム。
2008年、ジャンルイ・ルビラの作品。2010年のドイツ年間ゲーム大賞です。
各プレイヤーは、不思議な感じの絵が描かれたカード6枚を手札に持ちます。
毎ラウンド、1人のプレイヤーが語り部となります。
語り部は、1枚カードを選んで裏向きに出し、そのカードにふさわしいと思うタイトルを発表します。タイトルは、余りに分かりやすくても、カードからかけ離れていてもいけません。
残りのプレイヤーは、語り部の発表したタイトルに合いそうなカードを手札から裏向きに出します。
語り部は、出されたカードをよく混ぜてから公開し、それぞれに番号を振ります。残りのプレイヤーは、その中から語り部が出したカードを推理し、その番号の投票タイルを裏向きに出します。全員が投票したら、投票タイルを一斉に公開し、答え合わせをします。
全員が語り部のカードを当てた場合、もしくは全員が外した場合、語り部以外に得点が入ります。それ以外の場合、正解したプレイヤーと語り部に得点が入ります。これとは別に、自分の出したカードに投票があったプレイヤーは得点を得ます。
最終的に、得点のもっとも多いプレイヤーが勝利します。が、たいていの場合、みんなそこまで勝負に執着しません。
初心者や女の子に受けるゲームだそうです。実際、私もまだボードゲーム初心者だった頃に遊んで衝撃を受けました。長年ボードゲームを遊んできて、この種の衝撃を受ける機会が減ったのを寂しく思います。
他のボードゲームとは、明らかに使う脳の部分が違います。語り部となって、どんなタイトルを付けようかと考えるのと、他のプレイヤーがどんな考えでカードを出し、タイトルを付けたのかに思いを巡らすのが楽しいゲームです。
今回の反省点としては、もう少し他のプレイヤーが出したカードの狙いについて質問したりして会話を広げた方が良かったかなと思っています。
マラケシュ
ボードにじゅうたんを敷き、商人コマを止まらせてお金を奪い合うゲーム。
2007年、ドミニク・エルハルトの作品です。
時計回りの順に手番を行います。
手番になったらまず商人コマの向きを決めます。そのまま直進か、左右いずれかに90度回転させるかのいずれかを選びます。
次に専用のサイコロを振り、出た目の数だけ商人コマを進めます。商人コマが他の誰かの敷いたじゅうたんに止まったら、そのプレイヤーに、面積に応じた金額を払います。
商人コマを動かし終わったら、商人コマに隣接するようにじゅうたんを敷きます。他のプレイヤーのじゅうたんの上にも敷くことができますが、他のプレイヤーのじゅうたんと完全に重なるようには置けません。
全員が手持ちの全てのじゅうたんを敷いたらゲーム終了です。手持ちのお金と見えているじゅうたんの面積が得点になります。得点の合計がもっとも多いプレイヤーの勝利です。
フェルトのじゅうたんの感触が素晴らしいゲームです。盤面に色とりどりのじゅうたんが広がっていくさまは壮観です。
ただし、自分の敷いたじゅうたんに誰も止まってくれないと悲しくなりますが、そういうゲームと割り切りましょう。そこを割り切れない、運の要素に振り回されるの嫌な人には辛いゲームかも知れません。
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コルセア
海賊船カードで商船カードを奪い合うゲーム。
1992年のライナー・クニツィアの作品です。
6枚の手札を持ってゲームを始めます。
時計回りの順に手番を行います。
手番になったらカードを1枚出すか、1枚引くかを選びます。
商船カードを出し、誰からも海賊船カードを出されずに1巡すれば、そのカードを獲得できます。
海賊船カードは、商船カードに対して出します。最も強い海賊船カードを出しているプレイヤーは、他のプレイヤーがそれ以上の海賊カードを出さなければ、1巡後の手番でその商船カードを獲得します。
他のプレイヤーが既に海賊船カードを出している場合、他プレイヤーと同じ色の海賊船カードを出すことはできません。
一度海賊船カードを出した商船カードに海賊船カードを追加すると、海賊カードの強さを合計できます。この場合、出す海賊カードは前に出したものと同じ色でなければなりません。
船長カードは、既に同色の海賊船カードを出している商船カードに対して出します。後から別の船長もしくは提督が出ない限り、船長のいる海賊が最強となります。
提督カードは、船長カードが出ている商船カードに対し、その商船カードを出したプレイヤーが出すことができます。提督カードは後から別の船長が出ない限り、最強となります。
山札が無くなり、誰かが手札を使い切ったらゲーム終了です。場に出ている商船カードを誰が獲得するか判定します。獲得した商船カードの得点を合計し、手札に残った商船カードの得点を減点します。最終的な得点の高いプレイヤーの勝利です。
(今回は、手札に残った商船カードの減点のルールを忘れてプレイしていました)
一言で言って、殴り合いのゲームです。どこに戦力を投入するか、誰と争うか、いかに他プレイヤーの標的になるのを避けるかがゲームの肝になります。しっかりトップを叩かないとゲームが壊れるので注意が必要です。
また、手札に商船カードばかり来ると辛いです。このあたりの救済措置が無いあたり、古いゲームという印象です。
こんな具合に、3時間ほど遊んで離脱しました。料金は3時間コースで1500円、これに飲食代が加わります。
以上で9月15日のなごみ空間とけいまわりのレポートを終わらせていただきます。