9/18バンガードミッションに行って来ました(前編)
下諏訪から帰って来たばかりだというのに、休むことなくボードゲーム会です。今回は少し遠出して、橋本のバンガードミッションに参加して来ました。
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バンガードミッションとは
バンガードミッションとは、2001年1月から神奈川県相模原市で開催されている老舗のボードゲーム会です。
バンガードミッションのサイトはこちら。
今回は橋本駅そばの橋本公民館での開催でしたが、相模原市民会館や杜のホールはしもとで開催されることもあります。
老舗だけあって、熟練のボードゲーマーが多い印象です。また、twiplaの募集要項によると、交流より競技を重視するそうです。
ちなみに、次回9月30日のtwiplaでの募集はこんな感じです。
【橋本駅前】バンガードミッション特例会2(9/30) 300円 - TwiPla
競技志向の熟練ゲーマーが多いためか、比較的重いゲームが立ちやすい傾向にあるようです。今回は、オーディンの祝祭、ル・アーブル、マンションオブマッドネス、アンドールの伝説といった重いゲームが立っていました。
また、主催者が伝統ゲームに詳しいそうで、多くの伝統ゲームが遊ばれていました。各種トランプゲーム、ドミノ、クク、シャットザボックス、クロキノールなどです。
今回の参加者は20名強でした。
オーディンの祝祭
バイキングの一族を率いて様々な方法で物品タイルを獲得し、ボードを埋めていくワーカープレイスメント&タイル配置ゲームです。
2016年、ウヴェ・ローゼンベルクのゲームです。
ゲームは7ラウンドに分かれています。
まず、ラウンド開始時にワーカーの増加や収穫などの処理を行います。
アクションフェイズに入ったら、スタートプレイヤーから時計回りの順に1つのアクションスペースを選び、そこにアクションスペース毎に決められた数(1〜4人)のワーカーを配置してアクションを行います。
アクションは狩り、捕鯨、略奪、家畜、工芸、交易、職業カード、移住など多岐に渡りますが、その多くは物品タイルを獲得したり、強化したりするものです。
全員がワーカーを使い切ったらアクション終了で、最後にアクションを行ったプレイヤーが次のラウンドのスタートプレイヤーになります。
個人ボードの空きマスは物品タイルで埋めることが出来ます。アクションで島ボードや屋敷ボードを獲得していた場合、その空きマスも埋められます。
ボードにはマイナス点のマスが多数あり、それらを物品タイルで埋めることで得点を増やします。また、埋まり具合に応じて収入が増えたり物品タイルや資源がもらえます。
毎ラウンド饗宴が発生し、食糧を支払います。支払えない場合は減点になります。
山岳でもらえる資源を補充、調整し、ワーカーをプレイヤーの手元に戻したらラウンド終了です。
7ラウンド終了時得点を集計し、最も高いプレイヤーの勝利です。
箱の大きさと値段の高さから「オーディンの祝祭」に必要以上の威圧感を受け、敬遠していた私ですが、ようやく初プレイにこぎつけました。
やたらアクションスペースの多いワーカープレイスメント、タイル配置パズル、多彩な職業カードなど、「アグリコラ」以降のローゼンベルクが詰め込みたいものを全部詰め込んだようなゲームです。
ワーカープレイスメントではあるものの、余り他プレイヤーと場所を取り合う展開にはならず、あるものは捕鯨、あるものは略奪、またあるものは家畜といった具合に住み分けるゆるい展開になりました。
タイル配置で個人ボードとにらめっこになる事から、ワーカープレイスメントの割にソロプレイ感の強いゲームであると言えそうです。
楽しいと思えるポイントは多々あったのですが、他プレイヤーとの駆け引きが足りないというか、厳しさが足りないというか、毒が足りないというか、どこか物足りなく感じました。
「オーディンの祝祭」についての記述が長くなったので、レポートの続きは後編に持ち越します。