9/20JELLY JELLY CAFE水道橋店に行って来ました
9月20日、開店したばかりのJELLY JELLY CAFE水道橋店に行って来ました。
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http://jellyjellycafe.com/shoplist/suidobashi
JELLY JELLY CAFE水道橋店とは
渋谷をはじめ各地に積極的に出店しているボードゲームカフェ、JELLY JELLY CAFEの5番目の店舗です。今年9月14日に開店したばかりです。
席数は渋谷店より多い50席程度です。所有ゲームは200程度で、ファミリーゲームが中心のようです。
テーブルには写真のようなフェルトのマットが敷かれており、カードが取りやすくなっています。
飲み物は写真のような容器で提供されます。飲み物をこぼれにくくするための工夫のようです。
この日の来客数は5〜6人と少なめでした。ちょっと物足りない気もしますが、平日ならこんなものでしょうか。ここから渋谷店のような盛況に持っていけるかどうか、気になります。
RUSH HOUR
入店してしばらくは、1人用パズル「RUSH HOUR」で時間を潰していました。
「RUSH HOUR」は、葦ヶ原伸之が考案したパズルの商品名です。現在はThink Fan社から商品が販売されています。
長辺の方向にのみ動ける長方形の自動車コマを動かし、赤の自動車コマを駐車場から出すのが目的です。
JELLY JELLY CAFE水道橋店にはこういうぼっち対策のアイテムもあるのです。
ThinkFun シンクファン Rush Hour ラッシュアワー (正規輸入品)
- 出版社/メーカー: CAST Japan
- 発売日: 2011/01
- メディア: おもちゃ&ホビー
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ピット デラックス
しばらくそうしていると、スタッフから声がかかりました。どうやら初心者らしき3人組が「ピット デラックス」の遊び方が分からずに困っているようで、一緒に入って欲しいとの事。
そりゃあピットは3人で遊ぶゲームじゃないわなと思いつつ合流。スタッフと初心者3人組と私の5人で「ピット デラックス」を遊びました。
写真は撮り忘れ。
「ピット デラックス」は、大豆やオレンジなどの作物カードをリアルタイムで交換し、誰よりも早く同種のカードを揃えるゲームです。
1904年の作品です。なんと110年以上の歴史があります。
各プレイヤーに9枚のカードを配ってゲーム開始です。
手番の概念はなく、各プレイヤーは好きなタイミングで交換したい枚数を宣言し、その枚数で交換してくれる相手を探します。1度に交換に出すカードは全て同種のものでなければなりません。交換する相手が見つかったら、カードを伏せて交換します。
9枚の同種のカードが揃え、誰よりも早く中央のベルを鳴らしたプレイヤーがラウンドの勝者となります。
本来ならラウンド毎に得点を集計し、規定の点数に達したプレイヤーが勝利となるのですが、今回は初心者がいるため、得点は集計せずに3ラウンドだけ遊びました。牛と熊のカードも使いませんでした。
個人的には、ピットのプレイ人数は3人どころか5人でもまだ少ないと思います。8人くらいで賑やかに遊びたいです。
カルバ
続いて、「放課後さいころ倶楽部」10巻に登場し、私がまだ遊んでいなかった「カルバ」。
「カルバ」は、タイルで道をつなぎ探検家を遺跡まで移動させるゲームです。
2015年、リューディガー・ドーンの作品で、2016年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品です。
各プレイヤーが個人ボードと全員同じ道タイルのセットを持ちます。全員、4色の探検家とそれぞれに対応する神殿を個人ボード端の同じ位置に置きます。
代表者が自分の道タイルセットを混ぜ、ランダムに1枚ずつ引きます。代表者を含む全員は、引いたタイルと同じ番号のタイルをボードのどこかに置いて神殿への経路を作るか、 そのタイルを捨て、道に沿って探検家を進めるか選びます。
分岐の多い道タイルの方が経路を作る際に便利ですが、捨てた時の探検家の移動歩数が多くなります。
タイルの中には金塊や水晶が置かれるものがあり、探検家がその上で止まることで獲得できます。
探検家が対応する色の神殿に到達したら、先着順に高得点の財宝を獲得します。
全てのタイルを引き切るか、誰かが全ての探検家を神殿まで進めたらゲーム終了です。神殿の財宝と、道中で拾った金塊と水晶の得点を合計し、最も高い得点のプレイヤーが勝者となります。
同じ探検家と神殿の配置で、かつ同じタイルを使っているにも関わらず、プレイヤーによって展開が変わってくるのがポイントです。
ソロプレイ感はありますが、手軽に遊べて程よく考え所があり、幅広い層に受け入れられそうなゲームでした。皆気に入っていたようで、2回も遊んでしまいました。
チケット・トゥ・ライド アメリカ
この日の締めくくりは「チケット・トゥ・ライド アメリカ」です。
「チケット・トゥ・ライド アメリカ」は、アメリカの都市間を線路で結ぶゲームです。
2004年のアラン・ムーンの作品で、2004年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。
ゲーム開始時に、各プレイヤーに4枚の列車カードと3枚の乗車券カードを配ります。
各プレイヤーは、配られた3枚の乗車券カードのうち最低2枚を手札に残し、残りを乗車券カードの山の一番下に戻します。
列車カードは線路の色に対応した8種類と、どの色としても使えるSLカードに分かれています。
乗車券カードはアメリカの2都市が指定してあり、その都市間を自分の列車コマで結ぶと得点、結べないままゲーム終了すると減点になります。
スタートプレイヤーから時計回りにゲームを進めます。
手番プレイヤーは列車カードを補充する、列車コマを置く、乗車券カードを引くのいずれかを行います。
列車カードを補充する場合、公開された5枚の場札か列車カードの山の1番上かのいずれかから取ります。補充は1手番に2枚が基本ですが、1枚目としてSLカードを場札から取ったら2枚目を取ることはできず、2枚目のカードとしてSLカードを場札から取ることはできません。
場札からカードを取ったら、直ちに列車カードの山から1枚をめくって場札にします。場札のうち3枚がSLになったら場札を全て捨て札にし、新たに山札から5枚めくって場札にします。
列車コマを置く場合は、置きたい路線の色と同じ色の列車カードを路線の長さの分だけ捨て、その路線に自分の列車コマを置きます。灰色の路線は、どの色でもいいので同じ色のカードを指定枚数捨てれば列車コマを置くことができます。
列車コマを置いたら、その路線の長さに応じた得点が入ります。
乗車券カードを引く場合は、乗車券カードの山から3枚を引き、最低1枚を手札に残し、残りを乗車券カードの山の1番下に戻します。
誰かの列車コマの残りが2個以下になったら、そこから手番が一周し、列車コマの残りが2個以下になったプレイヤーがもう1度手番を行ってゲーム終了です。
乗車券カードの成否を確認し、指定された都市間を自分の列車コマでつなげていれば得点、いなければ減点になります。
つないだ列車コマを一筆書きでたどり、最も長い路線をつないだプレイヤーがボーナス点を獲得します。
それらの得点を集計し、最も高いプレイヤーの勝利です。
乗車券カードの引きが勝敗に直結しがちな点は気になりますが、ルールが分かりやすく、それでいて程よい満足感を味あわせてくれるこのゲームは優れたファミリーゲームと言えるでしょう。
以上で9月20日のJELLY JELLY CAFEの報告を終わらせていただきます。