9/24袋小路(後編)
前回に引き続き袋小路定例会のレポートです。
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王宮のささやき
宮廷の陰謀劇がテーマ。のゲームです。
2007年、ミヒャエル・リーネックの作品です。
各プレイヤー6枚のカードを持ってゲームを始めます。カードは7種類あり、それぞれが特殊効果を持っています。
手番になったらプレイヤーは自分の前にカードを1枚出します。この時、既に自分の前に出ているのと同種のカードは出せません。
カードを出したら、その色で指定されたプレイヤーが次の手番プレイヤーになります。灰色のカードは、その時点で出しているカードが最も少ないプレイヤーの中の1人を次の手番プレイヤーに指定します。
誰かがカードを出し切ったらそのプレイヤーの勝ちです。誰かがカードを出せなくなったらそのプレイヤーの負けです。
同種のカードを特殊効果で処理して手詰まりを回避したり、手詰まりになりそうなプレイヤーに手番を回したり、なかなか陰謀っぽさのあるゲームです。
Dream Home
部屋カードを家ボードに配置し、理想の家を作るゲーム。
2016年、Klemens Kalichiの作品です。
毎ラウンド開始時、部屋カード5枚と、それぞれとセットになるよう、屋根、装飾品、人物、道具、スタートプレイヤーの権利などのカードが5枚公開されます。(4人プレイ時)
部屋カードにはそれぞれ得点があり、複数並べたり特定の部屋と隣接させると得点が上がるものがあります。
屋根カードは枚数を揃えるとボーナスになります。
装飾品カードを取った場合は、対応する部屋に置きます。
人物や道具にはそれぞれ特殊効果があります。
スタートプレイヤーカードを取ったプレイヤーが次のスタートプレイヤーとなります。
スタートプレイヤーから順に、セットのうちいずれかを取り、部屋カードを各自の家ボードに置きます。部屋カードの置き方には、下の階が出来るまで上の階に置けないなどの制約があります。置ける場所が無い場合、カードを裏向きでどこかのスペースに配置し、得点は得られません。
家ボードを全て埋めるとゲーム終了です。部屋の得点、装飾品の得点、機能的な部屋のボーナスや屋根ボーナスなどを集計し、最も高い得点のプレイヤーが勝利します。
システムに目新しさはありませんが、とにかく自分だけの部屋が出来ていくのが楽しいゲームです。子供部屋ばかりの家ややたら風呂が多い家など、なかなか愉快な家が出来上がります。勝敗より家の出来栄えを鑑賞するゲームかと思います。
ルールの達人
各プレイヤーが違った目標に向かって動くカードゲーム。
ゲームの流れについては下のリンク先で紹介済み。
9/23ミスボド蒲田(後編) - 双六小僧の新・ボードゲーム放浪記
これに似たプレイ感覚のゲームはちょっと他に想像つきません。お勧めです。
Sclabble Slam!
アルファベットカードを重ねて、どんどん英単語を作っていくゲーム。
2008年、 Joe Weatherallの作品です。
場に「G」「A」「M」「E」のカードを並べます。
各プレイヤーはリアルタイムで手札のアルファベットカードを場のいずれかのカードに重ね、別の単語を作ります。(GAME→SAMEといった具合に)
いずれかのプレイヤーの手札が無くなったらそのプレイヤーの勝ちです。
英語の下手な日本人4人でグダグダになりながら遊んだ後、英語を頑張ろうという思いが芽生えました。
以上で9月24日袋小路定例会の報告を終わらせていたたきます。