双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

5/5〜5/6ゲームマーケット2018春

遅ればせながら、ゲームマーケット2018春の報告です。

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双六小僧のボードゲーム大放出

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既報の通り、5月5日、私は中古ブース「双六小僧のボードゲーム大放出」を出展しました。

 

その模様については、こちらの過去記事をご参照ください。

「双六小僧のボードゲーム大放出」無事終了 - 双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

 

商品が14:30にはほぼ完売したので、ブースを畳んであちこち回りました。

 

この日試遊したのは1つだけ。

 

Dice and  Fate

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冒険者となって、協力してダンジョンを攻略するゲーム。

 

プレイヤーはダンジョンカードをめくり、登場したモンスターや宝箱にダイスを振って対応していきます。

スキルカードを使えばダイスを操作できます。

 

一言で言って、斬新なところが何一つない凡作でした。

 

ゲームマーケット懇親会

ゲームマーケット1日目終了後、出展者達が参加する懇親会に参加してみました。

正直なところ、ボードゲームにビジネスという形で関わっていない私にとっては場違いかとも思いましたが、何事も経験とばかりに飛び込み、空気も読まずにブログの宣伝をしてみました。

 

懇親会には主催のアークライト社の方々や多くの出展者の皆様だけでなく、海外パブリッシャーの方も参加し、精力的に情報交換をしていました。

「ほらボド!」の収録もやっていたので脇で聞いていましたが、momiさんのトークは相変わらず快調でした。

個人的には、バネストの中野さんからお話を聞けたことが収穫でした。台湾で何を見て来るべきかについて、貴重なヒントをいただきました。

他にも色々面白い話は聞けたのですが、あまり言いふらすべきでもないと思うので、ここでは書きません。以上が懇親会の報告です。

 

 

ここからは5月6日の報告。

 

ふくろと金貨

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盗賊達が分け前の金貨とダイヤモンドを取り合うゲーム。

 

まず、ボスが全員の袋に金貨とダイヤモンドを適当に分けて入れます。

ボスの左隣から時計回りの順に、以下のいずれかを選びます。

  • 金貨を取る
  • パス
  • 袋を閉じる

他プレイヤーの方が自分より多いと思ったら、その袋から財宝を抜き取ります。

誰がどれだけ財宝を持っているかは、袋を振った時の音で見分けます。アクリル製のダイヤモンドは金属音を立てないので、判断が難しくなります。

抜き取られたプレイヤーは、取ったプレイヤーの財宝が自分より多いと思えばチャレンジを宣言します。取ったプレイヤーの方が財宝が多ければ取ったプレイヤーが脱落、そうでなければチャレンジしたプレイヤーが脱落します。

袋を閉じれば、以後ラウンド終了まで手番が回らない代わりに、他プレイヤーから金貨を取られることが無くなります。

手番が2巡したら、残ったプレイヤーの財宝を比べ、最も多くの財宝を持っていたプレイヤーの勝利です。

 

音で金貨の量を推理し、いかに相手にチャレンジされないように抜き取るか、もしくは相手のチャレンジを誘って脱落させるかの駆け引きが非常に面白いです。ダイヤモンドが絡むことで、一段と駆け引きが複雑になる点も見事です。

 

余談ですが、スタートプレイヤーが「最近最も儲けたプレイヤー」なので、前日中古ゲームを売った私が堂々とスタートプレイヤーを取らせていただきました。

 

竜姫の咎

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5ラウンドのうちに戦力を増強し、誰よりも早く竜姫を倒すゲーム。なお、竜姫は口を大きく開けている竜の方です。

 

最初にカードをドラフトで6枚獲得し、援軍カード3枚を公開してからゲームを開始します。

ラウンドが始まったら、まずは支給フェイズ。人数分のカードを公開し、どのカードが欲しいか全員一斉に指差します。カードを指したのが1人ならそのカードを取ります。複数いる場合は「弱者の冠」を持つスタートプレイヤーがカードの獲得者を決め、残りのプレイヤーは残りのカードから再度カードを選びます。

次に、出撃フェイズ。前衛のカードを後衛に移す、手札から自分の場にカードを出す、決戦宣言の3つを行えます。戦力1のカードを出すには必要条件はありませんが、それ以外のカードを出すには後衛カードが持つ魔石が必要です。

誰かが決戦を宣言した後、出撃フェイズが終了したら竜姫との対決です。自分の戦力と援軍の戦力の合計が竜姫の戦力以上になればそのプレイヤーの勝利、竜姫の戦力に届かなければゲームから脱落します。

竜姫を倒したプレイヤーの勝利、5ラウンド終了まで誰も竜姫を倒せなければ全員敗北となります。

 

今回はいきなり援軍の戦力が6と強力で、3ラウンドの短期決戦となりました。

 

ゲームが短い分、最初のドラフトから竜姫を倒す道筋を考え、かつ他プレイヤーに致命的なカードを渡さないように動かないと負けます。短時間に濃縮された拡大再生産として、コンパクトにまとまっています。

ただ、1回遊んだだけではカードバランスが適切かどうかは分かりません。やり込むと色々問題が浮上するかも知れませんが、今の所は判断を保留させていただきます。

 

Ostle

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二人対戦アブストラクトゲーム。対戦相手のコマを押して場外もしくは穴に落とすゲーム。

 

非常に単純で取っつきやすいアブストラクトゲームです。アブストラクトに苦手意識のある私でもちゃんと楽しめました。

 

この後、私にしては珍しく人狼をやったのですが、まるで会話の流れに付いて行けず、初日で吊られました。

人狼の後、再び試遊卓を回りました。

 

いんぷろ!バトル

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プレイヤーがキャラクターを演じ、エネミーと即興のロールプレイで戦うゲーム。

 

プレイヤー複数人と、エネミーを担当するマスターに分かれて遊びます。

プレイヤーはそれぞれシチュエーションカードを3枚ずつ持ちます。それらのカードを他プレイヤーに渡し、受け取ったプレイヤーがそのカードに準じたロールプレイを行います。使ったカードの分だけエネミーにダメージを与えます。

プレイヤーがカードを使い切ったら3枚ずつカードを配ります。その後、エネミーのターンです。プレイヤーがエネミーに使わせたいカードを出し、マスターがそれに準じたロールプレイを行います。その後、再びカードを3枚まで補充してから再度プレイヤーのターンになります。

エネミーのライフが0になったら、最後にエネミーと因縁のあるキャラクターが止めのロールプレイを行い、ゲームを締めくくります。

 

ゲームと言うよりはごっこ遊びに近い印象。

私は一時期TRPGをやっていた時期があったので個人的には好きですが、相当人を選ぶ作品です。

 

動物大逃殺

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各プレイヤーが異なる野生生物を担当し、人類による環境破壊が進む中、資源を集めて生き延びようとするゲーム。

 

各野生生物はそれぞれ異なる数のコマと異なるアクションカードを持ちます。

各プレイヤーはミッションカードを引き、対応する資源を集めることを目指します。

ラウンド開始時に資源ダイスを振り、それによって資源の発生や開発が起こります。開発が進むと資源が出なくなっていきます。

各プレイヤーは手番ごとに1枚アクションカードを使って移動や資源獲得などの行動を行います。

ミッションカードに指定された資源を集めたら得点を獲得し、それまで使ったアクションカードを手札に戻します。

手札が無くなってもミッションカードを達成できなければ、コマを1つ墓に送り、アクションカードを手札に戻します。コマが墓場に行くと減点です。全てのコマが墓場に送られたプレイヤーは敗北します。

誰かが20点に到達する、墓場が全て埋まる、誰かが絶滅するのいずれかでゲーム終了です。得点の最も高いプレイヤーの勝利です。

 

台湾のゲーム。

なんと言うか、精神的に堪えるゲームです。

テーマの重さはもちろん、動物の絵の表情がいちいち暗かったり、墓に書かれた文面が悲痛だったりと、やっていて辛いです。しかし、この辛さこそがこのゲームが訴えたかった事であり、人類の一員として真摯に受け止めたいと思います。

 

潜入捜査

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ダイヤの違法取引をするマフィアとそれを阻止する捜査官が争う、正体隠匿ゲーム。

 

各プレイヤーに2枚のカードを配ります。カードの内訳は、ダイヤ、警察バッジ、銃の3種類です。警察バッジを1枚以上持っているプレイヤーが警察、それ以外がマフィアとなります。

その後、スタートプレイヤーから順に1回ずつ、いずれかのプレイヤーを選び、カードを1枚見せ合います。一方がダイヤでもう一方が警察バッジの場合、ダイヤを出したプレイヤーが脱落します。相手に銃を出されたプレイヤーは脱落します。

全員が1回ずつカードを見せ合ったら取引開始です。残っているプレイヤーは、手札のいずれか、もしくは不在のカードを裏向きで出し、一斉に公開します。

出したカードの中にダイヤがあり、警察バッジがなければ取引成功でマフィアの勝ちです。警察バッジがあってダイヤが無ければ、マフィアが警察を出し抜いてマフィアの勝ちです。ダイヤも警察バッジも無い、ダイヤと警察バッジの両方がある場合は取引阻止で警察の勝ちです。

 

お手軽な正体隠匿ゲーム。ただ、推理以前にあっさり脱落してしまう事がままあるなど、ちょっとあっさりし過ぎている印象です。

 

その他の写真レポート

最後に、ゲームマーケットで撮った写真のいくつかを紹介します。

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マスコットの3人組、チップ、バン、コロ。

 

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TRPGコーナー。

 

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5月6日にゲームマーケットに併設されたスチームパンクのイベント「日本蒸奇博覧会」からの1枚。

 

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ハッピーゲームズのブース。猫耳が目を惹きます。

 

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なんかのアニメのカードゲーム。アニメには詳しくないもので、よく分かりません。

 

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東京サイドキックのブース。スムージーベアのお面を配っていました。

 

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SMART500のブース。撮影時点で既に1種類は売り切れていました。

 

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カワサキファクトリーはカード(もしくは牌)10枚で11種類のゲームを遊ベル「GEAR 11」を販売。

 

 

以上で5月5日と6日のゲームマーケット2018春の報告を終わらせて頂きます。