双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

6/17上野上さまダークソウルボードゲーム会

6月17日、上野上さまで開催されたダークソウルボードゲーム会に参加しました。

 

実を言うと、私はデジタルゲームの方のダークソウルをまるで知りません。従って、ダークソウルの世界観などは全く分かりません。デジタルゲーム版ダークソウルについては、こちらのリンク先をご覧下さい。

www.darksouls.jp

 

今回は、フロムソフトウェアのファンであるという上野上さまの店長さんが、思い入れたっぷりにルール説明をしてくれました。

 

さて、ダークソウルボードゲームの説明に入ります。

ダークソウルボードゲームは、剣と魔法のダークファンタジー世界を舞台に、雑魚敵のいる部屋を攻略し、マップの奥に鎮座する敵ボスの討伐を目指す協力型ゲームです。

 

まずは箱の写真から。

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でかい!厚い!重い!

 

で、中にはこんな感じのコマが多数入っています。

写真はボスキャラの皆様。

ゲーム開始前に登場する中ボスおよびラスボスを決めます。

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篝火。プレイヤー達はここから出発し、戦闘終了時や敗北時にここに戻ります。

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プレイヤーボード。

装備、能力値、耐久力などを管理します。

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ゲームの流れを簡単に説明します。

 

まず、攻略する部屋を指定します。各部屋には登場する敵や障害物などを指定するカードが割り当てられています。

 

それらを配置した後で、プレイヤーの位置を決めます。

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部屋に入ったら、まず敵の行動です。敵はカードに示された規則に従って行動し、プレイヤーに襲い掛かります。

 

これをしのいだ後で、手番プレイヤーが行動します。これが終わると、再び敵全員が行動します。

 

攻撃、防御、回避には専用のダイスを使います。装備に指定された種類と数のダイスを振り、出た目によって行動の成否が決まります。

細かい話をしだすと切りがないので、詳細は省きます。

 

戦闘中にダメージを受けると、耐久力ゲージに赤キューブを置きます。また、ダッシュしたり特定の行動を取った場合にはスタミナを消費し、耐久力ゲージに黒キューブを置きます。耐久力ゲージがキューブで埋まったら、キャラクターが死亡します。誰か1人でも死亡したら、チーム全員が戦闘に敗北します。

 

部屋の敵を全滅させたら、ソウルを獲得して一旦篝火に戻ります。ここで、ソウルを消費してアイテムカードをめくったり、能力値を上げたりします。能力値は、装備品の必要条件を満たす上で必要になります。その後、攻略済みの部屋を通って新たな部屋に行くことができます。

 

戦闘に敗北したら、篝火の所に戻されます。篝火を消費し、回復アイテムのエスト瓶などを回復します。また、それまで攻略した部屋も未攻略に戻ります。

戦闘に敗北しても装備品や能力値の上昇は残るので、何度か負けながら戦力を増強して攻略を目指すことになります。

篝火が尽きた状態で戦闘に敗北すると、プレイヤー全員がゲームに敗北します。

なお、戦闘をせずに撤退し、篝火を消費してエスト瓶などを回復することも出来ます。

 

マップの最奥に到達すると、中ボスもしくはボスとの対決に入ります。

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ボスは種類ごとに異なる行動カードを持っています。手番の度にカードを1枚めくり、指定された行動を行います。カードを全てめくったら、順番を変えずに同じ行動を繰り返します。行動カードには弱点の向きが指定されている場合があり、その方向からボスを攻撃すると、攻撃ダイスが追加されます。

 

ボスの耐久力が一定以下になると、ボスが暴走します。より強力な暴走時専用の行動カードを1枚ランダムで追加し、行動カードをシャッフルします。ここでボスの行動パターンが変わるという訳です。無事にボスの耐久力を0にするとボス討伐成功です。

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今回のプレイでは、まず最初は4人で挑戦し、3つ目の部屋で戦闘に敗北。この時点でプレイ開始から2時間くらい経っていました。

その後、参加者の1人が退場し、以後3人で攻略を目指しました。なんとか中ボスの楔のデーモンとの対決に漕ぎ着けましたが、時間に追われていたせいもあって判断が甘くなり、戦闘に敗北しました。篝火は残っていたのですが、時間の方が残っておらず、攻略を断念する結果となりました。ここまでのプレイ時間、およそ3時間半、いやもっと掛かったかも。

 

さて、ゲームの感想。

 

常に死と隣り合わせの、緊張感のある協力ゲームです。敵の動き、特にボスの動きは非常に精妙に出来ており、よくこれだけの動きを破綻なく実現できたものだと驚嘆します。ダークソウルの予備知識が無い私でも、十二分に楽しめました。

 

なお、このゲームの最大の敵は、リアル時間です。今回は3時間半を掛けて遊びましたが、それでも中ボス撃破に至りませんでした。これを本気でボス攻略まで遊ぶつもりなら、丸一日を確保する必要がありそうです。このゲームに手を出す際には、自分自身の覚悟はもとより、丸一日を注ぎ込んでこのゲームを一緒に遊んでくれる仲間が自分の周りにいるかを事前に検討した方がいいでしょう。しかし、その問題をクリアできる方には、きっと極上の体験を与えてくれるに違いありません。

以上で上野上さまダークソウルボードゲーム会の報告を終わらせていただきます。