双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

6/23すごろくし隊

前回の記事で書いた通り、ホビージャパン・ゲームフェスティバルを訪れた後、夕方から都立大学で開催されたゲーム会「すごろくし隊」に参加しました。

 

 

ヒクトルーン

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立てたカードの束から倒れないように気を付けながらカードを取り、カードを揃えて魔法を使い、クエストをクリアしていく協力ゲーム。

 

手番プレイヤーは立てたカードの束からカードを取ります。束が倒れてしまったら、全プレイヤー共有のライフが減って手番終了です。カードの束に捨て札を加えてシャッフルし、再びカードの束を立てます。ライフが無くなったらゲームに敗北します。

無事にカードを取れ、なおかつ魔法発動に必要なカードが揃っていたら魔法を使えます。この時、他プレイヤーの持つエレメントを使う事もできます。

魔法の発動後、プレイヤーが5枚以上のカードを持っていたら、4枚になるまでカードを捨てます。

エストで指定された種類の魔法を指定の回数発動できればクエストクリアとなり、次のクエストに移ります。

ドラゴンを鎮めるクエストを達成したら、ゲームに勝利します。

 

斬新なプレイ感のバランスゲーム。山からカードを取る時の緊張感にしびれます。特に、カードを取ろうとして束が傾いた時に、それを立て直そうとするのが本当にスリリングです。

 

ただ、プレイ場所によって難易度が変わるのには注意が必要です。揺れやすい机には気を付けましょう。

 

女子高体育祭

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選手カードを使って競技カードを獲得するゲーム。

 

20世紀のゲームであるためか、色々とゲームバランスが悪いです。カードの引きが悪い時の救済策が無かったり、ゲームバランスを壊しかねないカードがあったりと、21世紀のゲーマーから見ると色々と粗が目立ちます。今回のプレイは、ちょっとしたタイムスリップ体験だったと思う事にします。

 

ワードラミー

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文字の書かれた牌で言葉を作って場に出し、手牌を使い切る事を目指すゲーム。

2巡目以降は、ラミーキューブのように、場に出ている牌を組み替えて手持ち牌と組み合わせ、別の言葉を作る事も出来ます。

 

ワードゲームの中では難易度が高い印象です。考え過ぎるとなかなか言葉が出て来なくなります。それだけに、長くて面白い言葉を作った時の快感が大きいです。

一応5人でも遊べるとルールブックに書いてありますが、手牌が少なくなるので、4人以下がお勧めです。

 

魔法にかかったみたい

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各プレイヤー12枚のカードを持ち、そのアクションを使って魔法の薬を作るゲーム。

他プレイヤーが出したカードと同じものを持っているなら、そのカードを出し、アクションかフォローかを選びます。フォローは即座に実行できますが、アクションより効果が小さいです。アクションを実行できるのは1人だけで、自分より後のプレイヤーがアクションを宣言したら、アクションの権利を奪われます。

 

良質な推理戦のゲーム。相手の手持ち資源から狙いを推測して使用カードを選んだり、アクションかフォローかを判断するのが悩ましいです。

後継作の「ブルームサービス」が出た事でこちらが出なくなってしまい、非常に残念です。

両者の比較については、こちらの記事が参考になります。

ブルームサービスに魔法がかかっていない理由 : 実録:食卓遊戯密着大本営発表廿四時

 

ドラコン

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ドラゴンのいるダンジョンで、他の誰よりも先に規定の金貨を集めてドラゴンに見逃してもらうゲーム。

…なんて卑屈なテーマなんだ?

 

各プレイヤーは一人の冒険者を担当します。

手番になったら、プレイヤーはダンジョンタイルを繋げるか、冒険者を移動させるか選びます。

ダンジョンタイルに入ったら、プレイヤーはその効果を実行します。タイル間の移動の際は、移動方向の制限があります。

金貨はタイルの効果によって得られます。金貨には1〜3の価値があり、その価値が他プレイヤーから見えないように持ちます。

タイルの中にはドラゴンを動かすものがあり、ドラゴンの移動先のタイルにいる冒険者は、金貨を1枚奪われスタート地点に戻されます。

最初に手持ち金貨の価値合計が10以上になったプレイヤーの勝利です。

 

第4版まで出るような有名作ですが、現在の基準で見ると、大味な印象です。結局リードしているプレイヤーをどう叩くかのゲームになりがちで、キングメーカー問題が顕在化しやすい印象です。悪くはないもののいささか古臭い、そんなゲームでした。

 

以上で6月23日のすごろくし隊の報告を終わらせていただきます。