双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

11/23ゲームマーケット前日会

11月23日、イエローサブマリン秋葉原RPGショップで行われたゲームマーケット前日会に参加し、動画を撮影しました。

 

この日撮った動画は昨日公開いたしました。


ゲームマーケット2018秋新作紹介vol.6

 

では、遊んだゲームを紹介します。

 

[:contents]

 

ジュエルディガー

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パネルを置いて宝石鉱山のエリアをつなげ、自分の駒を使って宝石を回収するゲーム。

 

手番にできることは、パネルを置くか自分の駒を回収するかのいずれか。

パネルを置く時には、自分の駒をパネルの上に置くことができます。

自分の駒を回収する時、駒のいるエリアが4マス以上の広さならば宝石を獲得できます。駒を回収したら、駒のいたタイルを裏返します。

誰かが手札を使い切ったらゲーム終了。宝石の数で勝敗を決めます。

 

シンプルながら、タイルを裏返すという単純なルールが絶妙に効いています。これにより、非常に考えさせられるゲームに仕上がっています。

今回は4人のペア戦で遊びましたが、作者イチオシの2人プレイも早く試してみたいです。

 

タイムトランクマン

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3つの時代を行き来し、資源を集めて財宝を手に入れるゲーム。

 

プレイヤーは手番になったらカードを2枚出して行動します。

カードには「探索」「タイムトラベル」「購入」があります。また、全てのカードは移動のために使うことができます。

探索を使った場合は探索カードをめくり、指定された時代に指定された数の資源を置きます。

タイムトラベルを使った場合は資源を払って別の時代に移動します。

購入をした場合は、資源を払って財宝を手に入れます。

最後に財宝の得点が最も高いプレイヤーの勝利です。

 

探索で自分がいる時代に資源が出るかどうかは運になってしまうため、運の要素は強めです。そこを割り切ってカジュアルに楽しむにはちょうど良い規模にまとまっています。財宝が時代に関係なく登場する点がやや引っかかるものの、タイムトラベラーの気分はしっかり味わえます。

 

トポロメモリー

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トポロジー的に同じ形を探して取るカルタ風ゲーム。

 

トポロジー的に同じとは、簡単に言うとパーツの数と穴の数が同じものを指します。

カードを1枚ずつめくり、トポロジー的に同じ形を見つけたら素早く取ります。

 

ルールは単純明快ですが、なかなか楽しめます。意外な形同士がトポロジー的に同じだと気付く感覚が面白いです。箱も小さいので、気軽に持ち歩いてすぐ出せるアイテムとして重宝しそうです。

 

メイドギルドへようこそ

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これはゲームマーケット2018大阪の作品。そのため、ゲームマーケット新作動画には収録していません。

 

競りでメイドを集めるゲーム。

 

ラウンドごとに人数分のメイドが登場します。各プレイヤーはそのうちの半分だけを確認し、それから競りを始めます。

競りでは時計回りに1人ずつ金額を提示し、プレイヤー全員の順位が確定するまで値付けを行います。順位が上のプレイヤーから1枚ずつメイドを獲得します。

メイドにはそれぞれ得点があるほか、得意分野を持っており、得意分野のアイコンを2個揃えると得点になります。

メイドの中には黒メイドというものがあり、ゲーム終了時に最も多くの黒メイドを持っているプレイヤーは負けになります。

 

最近は、このようなオーソドックスな競りを中心に据えたゲームが少なくなったように思います。その中で、このゲームは競りゲームの基本をきっちり押さえ、派手さはないものの手堅い作りになっています。

 

オーシャンクライシス

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海洋汚染をテーマにした台湾の協力ゲーム。今回のゲームマーケットではサンプルの試遊のみ。

 

毎ラウンド川にゴミが流れて来ます。川のゴミは、ラウンドの最後に下流に流れ、最後は海にたどり着きます。海のゴミがゴミの山に一定数溜まると全員が負けになります。最終ラウンド終了まで持ちこたえればプレイヤー達の勝ちです。

 

プレイヤーは自分の駒を海や川のゴミの清掃に向かわせたり、ボード中央に置いて施設への道を開いたりします。

清掃の際は、置いた駒の数+ダイス目が指定された値に達すればゴミを取り除けます。

施設への道を開く際は、中央に置いた駒の分だけ道タイルを引き、道をつなげます。施設に到達すればその施設が使えます。

 

今回遊んだのは基本ルールでしたが、「サメを保護する」などの追加シナリオを入れることで、基本とは一味違うゲームも楽しめます。

 

何は無くともテーマが素晴らしいです。こういうシリアスなテーマを扱いながら、ちゃんと楽しめるゲームに仕上げているのはさすがです。システムに斬新さはありませんが、このテーマ性の前には小さな事です。

 

台湾ではこういったシリアスなテーマを扱ったゲームがしばしば登場します。「台北大空襲」などがそうです。「台北大空襲」といえば、現在、続編の「高雄大空襲」プロジェクトが進行中です。こちらも気になります。

 

オーシャンクライシスはゲームマーケットでは試遊のみとのことだったので、ゲームマーケット新作紹介動画には入れませんでしたが、別の形で公開しようかと考えています。

 

 では、順番が前後しましたが、ゲームマーケット前日会の報告を終わらせていただきます。