1/12上海遊戯年貨節
1月12日から2日間、弾丸旅行で上海に行き、14日の早朝に帰って来ました。
12日はDICE CON TOUR上海年貨節に行って来ました。
これまで北京で3回開催されたDICE CONの、いわば出張版です。
過去に北京のDICE CONに行った時の記事はこちら。
遊戯年貨節
今回のイベントですが、思ったよりも小ぶりなイベントでした。ですが、それ以上に驚いたのは、室内ではなく通路にテントを張ってブースを設営している点です。正直、寒かったです。
では、遊戯年貨節で見かけたものを紹介します。
Merchants of Silk Road
ライナー・クニツィアの新作。
BoardGameGeekにも載っていなかったので、おそらく中国向けに出した作品と思われます。
プレイはしませんでしたが、以下のような説明を受けました。
タイルを並べた道の上でラクダを進め、道中のタイルを取り、個人ボードを埋めていきます。
ラクダを進める際は、まず列の最後尾のラクダのプレイヤーがダイスを振り、その目が気に入れば出目の数だけラクダを進めます。気に入らなければ、その出目の権利が1つ前のラクダのプレイヤーに移ります。
タイルの中には、最初に2枚取ったプレイヤーのみが恩恵を受けるものもあり、判断を悩ましいものにしています。
今後もクニツィア氏の中国での動向が気になります。
上市之路
会社を育て、上場を目指すゲーム。
手番になったら手札の投資カードを金を払って出して事業を強化します。
手番終了時にダイスを振って全プレイヤーの総収益を決め、全員で分配します。この時、収入が一定値に満たないと赤字が発生し、資金を失います。
プレイヤーごとに決められた投資カードを出した上で、上場カードを出せれば勝利です。
頑張って力の入ったPVを作っているのはいいのですが、肝心のゲームはカードの引き運に依存し過ぎている残念な作りです。
星杯物語
8年ほど前の「星杯伝説」の続編に当たるゲーム。
「星杯伝説」が多人数ゲームだったのに対し、こちらは2人対戦。
遊んだ訳ではないのですが、カードテキストが多く複雑な印象でした。
思えば「星杯伝説」もテキストが多かった記憶があります。
余談ですが、こちらのブースではコスプレの女性2人が寒い中奮闘していました。
営火戦争
2人対戦デッキ構築ゲーム。
「アセンション」のように場に並んだカードをコストを払ってデッキに加え、カードの効果を使って対戦相手を攻撃します。
上級ルールでは、各プレイヤーが異なる特殊能力を持つキャラクターを使用するようです。
1回試遊してみました。自分のデッキを構築する一方、相手に取られたくないカードをカットする思考が必要になりそうです。ただ、何回か遊んでカードの傾向をつかまないと最終的な評価は難しそうです。
静言思桌游ブース
重厚なゲーマーズゲームを作る静言思桌游のブース。
以前紹介した「平遥」を作ったところです。
「平遥」についての記事はこちら。
今回ここで「徽州」「敦煌」「海洋公園」を購入。
これにより、これ以降の上海での機動力がガタ落ちしました。
その他のあれこれ
台湾のスワンパナシアは、ここでも大きなブースを出していました。
記憶力、手先の器用さなど、8つのジャンルに分かれた試遊コーナー。
なぜかあったガチャのコーナー。
こちらは、人狼やマーダーミステリーゲームの進行を助けるアイテムだそうです。
プレイヤーの状態を表示する他、オンラインでデータのやり取りをして、成績などを管理することが出来るようです。
また、会場では謎解きゲームが開催されていました。
遊戯年貨節の報告は以上です。
当初は2日がかりで回ることも考えていましたが、大体1日で回り終えたので、2日目は上海の街を歩き回りました。…静言思桌游の重いゲームを3つも抱えて。
では、次回の上海街歩きの報告をお楽しみに。