双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

9/1袋小路

9月1日、池袋の袋小路に参加してきました。

 

 

功夫

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最近度々プレイしている乱闘ダイスゲーム。

 

過去の紹介記事はこちら。

sugo6kozo.hatenablog.com

 

士農工商

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士農工商4種の人材をまんべんなく獲得して得点を伸ばすゲーム。

 

ラウンド開始時、7枚の人材カードを場に出します。プレイ人数分を表、残りを裏で出します。スタートプレイヤーだけは裏のカードの内容を見ることができます。

 

次に、全員一斉の競りを行い、上位プレイヤーから順にカードを選びます。選んだカードは表か裏のどちらかで自分の前に置きます。表向きの場合は職業ごとに、裏向きの場合は好きな職業として出します。

 

職業ごとの効果は以下の通り。

士-令牌を持ちます。令牌の多いプレイヤーは少ないプレイヤーから資源を奪えます。

農-食料を生み出します。食料は人材の維持に必要です。

工-ボーナス点などの特殊効果を持ちます。

商-お金を生み出します。

皇-7ラウンド目より登場。ゲーム終了時に好きな職業の得点に加えられますが、追加の維持コストがかかります。

得点の高いカードは効果が弱く、低いカードは効果が高いです。

裏向きのカードは好きな職業として置けますが、効果は低いです。

 

スタートプレイヤー以外が裏向きのカードを取った場合、表向きで置くためにはお金の支払いが必要です。

人材獲得が終わったら、金と食料の生産および維持費の支払いです。

維持費が支払えない場合、表向きのカードを裏向きにしてお金か食料を獲得します。

その後、令牌の数を比べ、多いプレイヤーが少ないプレイヤーから資源を奪います。

なお、持てる資源の上限は、食料とお金を合わせて10までです。

これらすべてが終わったら、スタートプレイヤーを交代して次のラウンドに移ります。

 

15ラウンド終了時、得点を計算します。

皇を好きな職業に加え、それぞれの職業の得点を集計します。最も低い職業の得点が最終得点となり、これが最も高いプレイヤーが勝者となります。

 

ユーロゲーム風のジレンマを盛り込み、手堅くまとめた良作です。

どのカードを優先するか、手持ち資源や所持カードのバランス、他プレイヤーの動向をにらみながら慎重に考えていかないといけません。

資源管理にしくじってカードを裏返さざるを得ない事態が重なると立て直しが難しくなるので、資源、特に食料は重要です。令牌の数で負け続けると資源を奪われて不利になるので、こちらにも注意が必要です。そういう厳しさがあるので、ゲーム初心者には厳しいかも知れません。

30分くらいで存分に悩みたいゲーマーにお勧めです。

 

功夫」「士農工商」は小僧ゲームズで販売中です。「士農工商」は在庫残りわずかなので、ご購入はお早めに。

https://sugo6kozo.wixsite.com/kozo-games

 

パッチワーク:ドゥードル

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「パッチワーク」のスピンオフに当たる紙ペンゲーム。

 

ゲームは3ラウンドからなります。

ラウンド開始時、円状にカードを8枚並べます。

ダイスを振ってコマを進め、プレイヤーはそれぞれ進んだ先のカードに描かれた図形をシートに書き込みます。

プレイヤーはそれぞれ、カード変更、1マス埋め、図形のカットの特殊効果を回数限定で使用できます。

これを6回行ったらラウンド終了です。埋めたマスで長方形を1つ作り、その中の正方形の面積分と、余った部分の列の数の合計がそのラウンドの得点になります。

3ラウンド終了後、空いたマスの分の減点を計算し、最終得点を計算します。

 

「パッチワーク」のパズル要素を残しつつも、よりカジュアル志向に寄った紙ペンゲームです。悪くはないのですが、ちょっと小ぢんまりとまとまってしまったように思います。

 

楽しい動物園

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競りを行なって動物園タイルを獲得し、客、木、ベンチで得点を獲得するゲーム。

 

プレイヤーはタイルを1枚ずつ競ります。一斉に金額を公開し、最も多く払ったプレイヤーがタイルを獲得します。トップが同値の場合は優先順位の高いプレイヤーが落札し、そのプレイヤーの優先順位が最下位に下がります。

タイルは道が繋がるように配置します。道で囲まれた地域が出来たら、そこにベンチを置きます。

各色ごとに動物の星の数を比べ、星の多い上位2名が客のコマを配置します。同色の隣接する動物の星は合算します。上位プレイヤーが入れ替わるたびに客は移動します。

木の数を比べ、上位2名が木のコマを配置します。上位プレイヤーが入れ替わるたびに木は移動します。

 

ラウンド終了ごとに、持っている客コマ、木コマ、ベンチに応じて得点を獲得します。そして、所持タイルの枚数に等しいお金を補充します。

5ラウンド終了時の得点で勝敗を決めます。

 

俗に「苦しい動物園」とも言われる、苦しい競りゲーム。

綺麗な見た目とは裏腹に、資金はカツカツで、考えることも多く、非常に厳しいゲームです。

絶版なのが惜しいです。

 

以上で9月1日の袋小路の報告を終わらせていただきます。