双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

10/18〜20上海ボードゲーム探索

10月18日から20日までの間、上海にてボードゲームを探索しました。

 

今回の目当ては、中国のボードゲーム雑誌「桌游志」が主催するBGM桌游展。

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上海の新国際博覧中心では、10月16日から18日までは業者向けの中国玩具展が、19日から20日までは一般向けの中国玩博会が行われました。今年のBGM桌游展は、これに併設という形で開催されました。

今回、私は18日と19日の2回にわたり、会場に足を運びました。

 

まずは中国ボードゲーム界の最大手、游卡桌游。

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相変わらず三国殺関連を幅広く展開する他、今はオリジナルゲームや輸入ゲームも扱っています。

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三国殺ファングッズも充実。

 

なんだかんだ言っても、游卡桌游が中国ボードゲーム界において巨大な存在であることを改めて思い知らされました。

 

その隣にアスモデのブース。

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飛騰無限の「分了吧」。f:id:sugo6kozo:20191021182402j:plain

飛騰無限の作品。

ゴミの分別をテーマにしたゲーム。

中央に4種類のゴミ箱と2人の清掃員が並んでいるので、そこにゴミを出していきます。

手番になったら、ゴミを出すか手札を補充するかのどちらかを行います。それぞれのゴミ箱や清掃員に最も多くのゴミを出しているプレイヤーは旗を獲得します。

プレイヤーが出したゴミが正しく分別されていないと思ったら、チャレンジを行うことができます。カードの裏を確認し、分別が間違っていればゴミを出したプレイヤーが、正しければチャレンジをしたプレイヤーが減点を受けます。

 

清掃員にはどの種類のゴミでも出すことができ、種類ごとに異なる得点条件があります。

 

4つのゴミ箱にはゴミ受け入れ上限があり、上限一杯になったらそのゴミ箱にはもうゴミを入れられません。2つのゴミ箱が一杯になったらゲーム終了です。旗の得点、清掃員の得点、チャレンジによる減点を集計して勝敗を競います。

 

教育要素に重点を置いたゲーム。ゴミ分別のルールが日本とは違うので、輸入販売の線は無さそうです。

 

Studio Denkaの「武林風雲録 Legends of Wulin」。 

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武侠テーマのゲーム。

武侠となって各地を巡り、事件を解決して名声を上げ、江湖令と呼ばれる名誉の証を獲得します。

名声を消費することで技を覚え、武器を獲得し、キャラクターを強化することが出来ます。

天命カードで指定された江湖令を集めた上で、最終任務で指定されたプレイヤーを倒せば勝利です。

 

様々な武術や軽功、内功といった武侠要素が盛り沢山で、そういうものが好きな私のような人にとっては魅力的な作品ですが、そうでない人には取っ付きにくそうでした。

 

 試遊はしなかったのですが、目を引いたのは「Glyph」。

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駒が特殊能力を持ち、コインやダイスを使ってコストを払って能力を使うチェス風のゲーム。

駒がでかい。圧巻。

 

ARカードゲームの展示。

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台湾勢もブースを出していました。

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写真は撮りそびれましたが、この他にも試遊コーナーや中古品販売のコーナーなどがありました。

 

19日には、桌游志年度中文桌游大奨という賞の受賞者発表がありました。

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中国オリジナルゲーム部門では秦棋攻略が受賞。

これはアブストラクトゲームですが、開始前にプレイヤーが使用する駒を選ぶことで戦法を変えられるゲームのようです。

 

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パーティーゲーム部門では宮野華也氏デザインの「なつめも」が受賞。

 

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図解や動画の製作者にまで賞があるのには驚きました。

 

このステージでは、この表彰式のほか、三国殺の2対2戦の大会などが行われました。

 

 

BGM桌游展を見終わった後は、上海のボードゲーム店を探索。

今回回ったお店は、全て南京東路駅から徒歩で行ける範囲にあります。

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この2つはメイドと遊べるボードゲームバー。店内の撮影ができなかったため看板のみ。

お金を払うとメイドが歌ってくれたり特別な呼び名で呼んでくれたりというサービスがあるようです。

日本のメイドカフェもこんな感じなのでしょうか?

 

三年二班はボードゲーム人狼、マーダーミステリーゲームを遊べるお店。

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個室が多く、大勢のお客さんを収容できます。

 

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旅猫日誌は基本的には猫カフェですが、ボードゲームも置いてありました。

 

 

以上で10月18日から20日の上海ボードゲーム探索の報告を終わらせていただきます。