先輩としての自覚
私がボードゲームの世界に入ってかれこれ8年になります。ベテランとまでは行かないまでも、周りに自分よりボードゲーム歴の短いゲーマーが大勢いるという状況にはなりました。
経歴が短くても私より出来るボードゲーマーは多数います。私より強いプレイヤー、私より所有ゲームが多いコレクター、私より情報収集能力が高く、BoardGameGeekをまめにチェックし、海外個人輸入やKickstarterでゲームを買う情報強者など。そのような出来るボードゲーマーに対し、ただ長くやって来ただけのボンクラゲーマーである私は、ひたすら感服あるのみです。
それでも、時には自分が先輩としての自覚を持って振る舞わねばならない場面が訪れます。経験の浅いゲーマーを導く時です。
9月20日にJELLY JELLY CAFEに行った時、初心者とおぼしき3人組と同卓したと書きました。
9/20JELLY JELLY CAFE水道橋店に行って来ました - 双六小僧の新・ボードゲーム放浪記
「ピット」の遊び方が分からずに困っていた3人組。彼らを見かけた時、自分から声をかけて色々教えることもできたはずです。結局、スタッフの配慮で合流することになり、ルール説明もスタッフが行ったのですが、多少お節介に見えてもスタッフの動きを待たずに行動を起こしても良かったのではないかと思います。
その後、初心者3人組と私で「カルバ」を遊ぶ訳ですが、この時はスタッフがルール説明だけして卓を離れたので、ゲーム中に細かい部分のルール確認が必要になった時は、私が説明書を確認して皆に伝えていました。
最後に遊んだ「チケット・トゥ・ライド アメリカ」では、研修中の新人スタッフを交えた5人で遊び、私がルール説明を担当しました。研修中の新人スタッフは今回の私のルール説明を参考にして、将来「チケット・トゥ・ライド アメリカ」のルール説明をするはずなので、責任は重大です。
私のルール説明は、こなれていなかったり所々噛んだりと、完璧には程遠いものでしたが、どうにか大きなトラブルもなく最後まで遊んでもらうことができました。
今回の経験を通して、一つ気づいたことがあります。
「ボードゲーム歴8年のプレイヤーである私は、後輩プレイヤーを正しく導き、模範とならなければならない。」
何を今更、と言われても仕方ありませんが、これまで私は学校でも会社でも後輩を導いた経験がほとんどありませんでした。初めから後輩の方が実力が上だったり、後輩とまともな人間関係を結べなかったり、そもそも後輩がいなかったり。そんな訳で、先輩として後輩を導くということがどういう事か分かっていませんでした。
今までは自分の楽しさばかりを追求していましたが、これからはもっと視野を広く持ち、後輩プレイヤーを支えていかなければと決心しました。
そのための具体的な行動指針として、
- より同卓のプレイヤーを楽しませられるよう、向上心を持ってボードゲームに取り組む
- 日頃から礼儀正しく振る舞う
- 不慣れそうなプレイヤーがいたら積極的に支援する
- ルール説明の上達を目指す
これらを掲げてボードゲームに臨みます。