突然のエッセン行きたい衝動が双六小僧を襲う
タイトルの通り、突然エッセンのボードゲームイベント「シュピール」に行きたくなりました。
かれこれボードゲームの世界に8年浸って来ましたが、シュピールに行きたいという思いは余り湧きませんでした。これまでの私は日本国内で買えるボードゲームだけで満足していましたし、それすら遊び切れずに持て余していました。
しかし、ここに来てシュピールを経験せずに死ぬのは嫌だ、という思いが唐突に湧いて来ました。
ボードゲームを買う場としてのシュピールには今でも余り魅力を感じないのですが、お祭りとしてのシュピールは何としても経験したい、今はそう思っています。
シュピールとは
シュピールとは、毎年秋にドイツ・エッセンで行われる世界最大のボードゲームイベントです。日本では「エッセンシュピール」と呼ばれる場合が多いです。
1983年から始まったこのイベントは今年で35回を迎え、1000を超える出展団体が多くのボードゲームを出展しています。
今年は10月26日〜29日、来年は10月25日〜28日に開催されます。
詳しくはこちらの書籍が参考になります。
思い立ったが吉日とは言え…
シュピールに行きたいと思いついたのはいいですが、いかんせん時期が中途半端すぎました。何せ、今年のシュピールまであと1ヶ月を切っています。
普通なら来年に向けて計画を練るところですが、私は今年のエッセンに行くと決めました。
はっきり言って、無謀で無計画な話です。
普通、シュピールに行くようなボードゲームマニアは、何ヶ月も前から情報を集め、資金繰りをし、仕事のスケジュールを調整し、飛行機や宿の予約をし、準備万端整えて臨むものです。
しかし、私はそんな前準備一切なく、いきなりシュピールに行きたいという衝動のみに突き動かされ、今頃になって飛行機と宿の空き状況を調べ出しました。幸いなことに、職場の上司は私が休暇を取ることを許可してくれました。
ええ、分かっています。
今から予約しても飛行機は割高だし、宿だっていいところはまず空いていません。
とりあえず、エッセンの隣町ミュルハイムの宿を押さえました(まだ一応キャンセル可)が、交通費なども含めたコストパフォーマンスは今一つです。
それでも、私はこのシュピールに行きたいという衝動を大事にすることにしました。
なぜなら人生は短いからです。
来年まで待っていたら何が起こるか分かりません。自分が生きている保証もありませんし、仕事など諸々の都合が私のシュピール行きを許さなくなる可能性もあります。
それに、こういう大きな旅行は、歳を取るごとに億劫になるものです。
だから、私は多少無理をしてでも今年のシュピールに行きます。
どうぞ、私のシュピール報告をお楽しみに。