10/7大田非電脳系ゲーム倶楽部(後編)
前回の続き、大田非電脳系ゲーム倶楽部の報告です。
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ダイスフォージ
サイコロの目を強化して資源を獲得し、その資源で特殊能力や得点になるカードを獲得するゲーム。
2017年、レジ・ボネセの作品です。プレイ人数2人〜4人、公称プレイ時間45分、対象年齢10歳以上です。
各プレイヤーは目を入れ替えられるサイコロを2個持ってゲームを始めます。
手番になったら全員がそれぞれのサイコロを振って、出目に対応するものをもらいます。
もらえるものには、目の入れ替えに使う金と、カードの獲得に使う太陽と月、そして勝利点があります。
その後、手番プレイヤーは手持ちの資源を使ってサイコロの目を入れ替えるかカードを獲得するかします。
カードの獲得の際には自分のコマをそのカードのエリアに動かします。
他の誰かがいるエリアに入る場合、前にあったコマは追い出されますが、その代わりに追い出されたコマのプレイヤーはサイコロを振って資源を得られます。
規定ラウンド終了時、サイコロで得た勝利点とカードの勝利点を加え、最も得点の高いプレイヤーの勝利です。
サイコロの目を入れ替えて自分のサイコロを作るゲームには他にRattlebonesがありますが、ダイスフォージの方がゲームの見通しが良く、戦略性があります。
計画的にサイコロを構成していかないと、金が余ったり資源が偏ったりして辛くなります。また、カードの取り方についても考えどころがあります。1回やっただけでは掴めない部分もあったので、もう少し掘り下げたいゲームです。
宝石の煌き(拡張:城塞入り)
「宝石の煌き」は宝石を使ってカードを獲得していくゲームです。
「宝石の煌き:都市」は「都市」「交易所」「東洋」「城塞」の4つの独立した拡張が入ったセットです。なお、4つの拡張は同時に採用することができません。
今回はそのうちの「城塞」を採用しました。
「宝石の煌き」は2014年、マーク・アンドレの作品です。プレイ人数2〜4人、公称プレイ時間30分、対象年齢10歳以上です。
「宝石の煌き:都市」は2017年の拡張です。
「宝石の煌き」に関するルールの説明は省きます。
「城塞」では、各プレイヤーが自分の塔コマを3つ持ち、カード獲得時に場のカードのいずれかに塔コマを置いて、他プレイヤーがそのカードを取ることを妨げることができます。また、塔を置く代わりに誰かが置いた塔を取り除くこともできます。
このルールにより、相手の動きを絞ったり、自分が欲しいカードを仮押さえすることができます。結果、ゲームはよりチャレンジングで苦しいものになります。訓練されたゲーマーには心地よい苦しさです。
「城塞」以外の拡張は未プレイですが、こちらにも期待したいです。
究極ウォリアーズ
様々な種類のクリーチャーが闘技場で戦うゲーム。
2011年、ギョーム・ブロッシェの作品です。プレイヤー人数2〜8人、公称プレイ時間30分、対象年齢8歳以上です。
各プレイヤーはキャラクターを選びます。各キャラクターにはそれぞれ体力値などの能力が決められており、それぞれが固有のデッキを持ちます。
ラウンド開始時、全プレイヤーはデッキから使うカードを決め、自分の前に伏せます。
伏せたカードの素早さの順にカードを公開し、そのカードに書かれた行動を行います。行動には、近接攻撃、遠距離攻撃、移動があり、カードによってはキャラクター毎の特殊効果があります。また、カードには防御力が書かれており、その数値が次のカードを出すまでそのキャラクターの防御力となります。
攻撃を行う際は、指定された数のサイコロを振り、相手の防御力以上の目を出した数だけ相手にダメージを与えます。ダメージを与えた際は、相手の体力チップを奪い、自分の得点にします。体力が無くなったキャラクターはゲームから脱落します。
規定ラウンドが経過するか、誰かが最後の1人になったらゲーム終了です。生き残ったキャラクターのうち、最も得点の高い者の勝利です。
多人数で殴り合うバトルロイヤルゲームで、はっきり言って目立ったら負けです。
また、キャラクター毎の強弱にムラがあり、そのさじ加減をつかんだ上で狙う相手を考えなければなりません。
更に言うと、サイコロによるダメージ判定のやり方が古臭いです。
直接攻撃系の苦手なプレイヤーには明らかに向かないゲームですし、直接攻撃が好きなプレイヤーにとっては粗が目立つ、そんなゲームです。イラストはいいんですけどね。
Clank! In! Space!
デッキを構築しながらダンジョンに潜る「Clank!」の宇宙版。
今回は余りに早く脱出してしまったため余り稼げず。何度やってもスリルがたまりません。
以上で10月7日の大田非電脳系ゲーム倶楽部の報告を終わらせていただきます。