12/24大田非電脳ゲーム倶楽部(前編)
12月24日、大田非電脳ゲーム倶楽部に参加して来ました。
遊んだゲームが多いので前後編に分けて報告します。
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フォーチュンシティ
タイルを配置して街を作り、市民を配置して街を活性化させるゲーム。
このゲームについては、過去に台湾の月光桌遊節に行った時の記事で少し触れています。
ラウンド開始時、タイルと市民のセットがプレイ人数+3セット場に出ます。
プレイヤーは、場のセットを取る、取ったタイルを配置する、VIP市民を獲得する、銀行タイルを購入して配置する、のいずれかを行います。これらの行動にはお金が必要です。
プレイヤーはタイルを2枚まで手元に置いておけます。
タイルを配置した時、そのタイルおよび隣接するタイルにゴミ、お金、宝石が発生します。
全プレイヤーがパスするまでこれを繰り返します。
次に、配置したタイルと同じ色の市民をそのタイルの上に置き、街を発展させます。これにより、ラウンド終了時にもらえる資金、トラックの移動力、得点が上がります。なお、この時、VIP市民は好きな色のタイルに置けます。
その後、トラックを動かし、街タイルの上にあるゴミ、お金、宝石を回収します。
そこまで終わったら、収入を得て次のラウンドに移行します。
これを繰り返し、場にタイルが補充できなくなったらそのラウンドでゲーム終了です。配置したタイル、街の発展度合い、集めた宝石の加点とゴミの減点を集計し、得点の最も高いプレイヤーの勝利です。
実在の銀行Cathay Unitedとのタイアップのゲームですが、システムも見た目も高レベルでまとまっており、45分級のカジュアルゲームとして非常に魅力的に仕上がっています。多少インタラクションやジレンマが弱い気もしますが、カジュアル向けならばこのくらいが適切なのでしょう。
City of Rome
写真は撮り忘れ。
4×4の範囲内に施設カードを並べ、ローマの街を作るゲーム。
毎ラウンド、スタートプレイヤーから時計回りに行動順ボードに自分の駒を置きます。皇帝に近いプレイヤーは先に施設カードを選べ、遠いプレイヤーは多くの資源を使えます。
場から施設カードを取った後、手札から1枚施設を建てることができます。この時レンガを使用します。足りなければお金で補います。
また、歯車の数に応じて生産施設を起動し、お金やレンガなどを生産します。
施設には住居、公共施設、生産施設、水道橋、神殿があり、それぞれ異なる得点条件や生産能力を持っています。
ゲーム中数回星の決算があり、単独で最も多くの星を持っているプレイヤーがボーナス点を得ます。
14ラウンド終了時に得点を集計し、勝者を決定します。
先のSpielのスカウトアクション1位の作品だったそうですが、一目で分かるような凄みや斬新さは見当たりません。どちらかというと、既存のシステムを活用して丁寧に仕上げた印象です。いい意味でも悪い意味でも優等生っぽい作りで、新奇なものを追いかけがちな私は今ひとつ惹かれませんでした。
Candrageni
インドネシアのゲーム。ジャワの豪族となって寺院建築や貿易をして次の王を目指します。
前回遊んだ時の記事はこちら。
今回は、前回間違ったルールを修正し、多分正しいルールで遊べました。
その上での印象ですが、やはりゲームバランスが粗い印象です。
寺院カードのうち強力なものを取れるかどうかで勝負の趨勢が決まってしまうところがあり、序盤でこの流れから取り残されると非常に辛いです。
また、ゲーム中、ワーカーの数が不均衡になる場合があります。本来ならRegroupのアクションで自分の色のワーカーを回収して不均衡を是正するところなのですが、その辺りの立ち回りを全員が分かっていないと、なかなか不均衡が是正されずにワンサイドゲームになってしまいます。
意欲作であることは間違いないだけに、このバランスの粗さが惜しいと思います。
麻雀(麻雀拡張カード&麻雀拡張カード2入り)
麻雀拡張カードで特殊なルールを追加した麻雀。今回は麻雀拡張カードと麻雀拡張カード2 ザ・パラダイムシフトを投入(だったはず)。
捨て牌を一定条件で並べると得点がもらえる、手牌のうち4枚を除いて全て公開する、4人分の配牌を全て公開し、競りで多くの点棒を出したプレイヤーから好きな配牌を選ぶなど、不可思議なルールが一局ごとに登場します。
特殊ルールのおかげで、毎局新鮮な気持ちで楽しめます。
この日は東場のみだったので、遊べたルールはほんの一部でした。残りのルールも気になります。
後編に続きます。