Knizia氏がYoka Gamesのコンテスト審査員を降りた話
本来なら6月30日のミスボドの報告をするところですが、一つニュースがあるのでそちらの話をします。
ライナー・クニツィア氏がYoka Gamesの世界オリジナルボードゲームデザインコンテストの審査員を辞退しました。
こちらがクニツィア氏のツイートです。
[https://twitter.com/ReinerKnizia/status/1013745415353786370:embed#Yoka Games (China) have a history of copying games, like Lost Cities and Bang! I condemn Yoka\`s attitude towards
I will not act as a judge in the Yoka-sponsored World Original Design Contest, nor can I recommend anyone to participate in this contest.
— Reiner Knizia (@ReinerKnizia) 2018年7月2日
そう言えば、このコンテストの審査員にはカナイセイジ氏の名前もあったような…と考えていると、カナイセイジ氏のツイートが流れて来ました。彼も審査員を辞退したとの内容でした。
[https://twitter.com/KanaiSeiji/status/1013785741929803776:embed#I was invited as
TGIWの記事によると、健部伸明氏も降板したそうです。
Yoka Gamesについては過去に記事を書いています。
「三国殺」が「Bang!」のシステムを流用している事については記事に書きましたが、「ロストシティ」の件については今回のクニツィア氏のツイートが来るまで知りませんでした。
ともあれ、今回クニツィア氏、カナイ氏、健部氏が審査員を降りてくれて、私は安堵してます。デザイナーの権利を守るためには当然の態度だと思います。
ただ、厳しい事を言えば、カナイ氏や健部氏にはクニツィア氏よりも先に審査員を降りて欲しかったと思います。中国と地理的に近い日本のデザイナーが、この問題への対応でドイツのクニツィア氏に遅れを取ったのは残念です。
今回のクニツィア氏らの辞退を受け、世界オリジナルボードゲームデザインコンテストおよび12月に予定されている桌游志BoardGameMarketがどうなるのかは気になるところです。今後も暇な時に情報を追ってみます。