双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

11/30ゲームマーケット2017秋の創作ボードゲーム事前体験会

 

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11月30日、大井町の喫茶マーブルで行われたゲームマーケット2017秋の創作ボードゲーム事前体験会に参加して参りました。

 

では、この日遊んだゲーム。

ゲームマーケットに間に合わせるために、色々端折ります。

 

まずは、会の開始前に遊んだこちらから。

 

ダイスエイジ: ザ・ハント

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ダイスを振って1〜6の狩場に置かれた獲物に置き、取り合うゲーム。

さとーふぁみりあの佐藤俊樹、長谷川登鯉のコンビによる作品で、先のSpiel'17で先行販売されていました。

「ベガス」に似ていますが、色々な要素を付け加えた結果、ストレスが減って興奮が増し、取っつきやすくなったように思います。

 

この後正式に会が始まりました。そこで最初に遊んだのがこちら。

 

8ビットモックアップ

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全員が同じタイルをそれぞれのやり方で配置し、世界を創造するゲーム。

こちらも佐藤俊樹、長谷川登鯉コンビ。ゲームマーケット2017秋では、5人プレイ可能な第2版が発売されます。

 

全員が同じタイルをそれぞれのやり方で配置するというコンセプトのゲームには「テイク・イット・イージー」「カルバ」「ナンバー9」などがありますが、このゲームは天地創造というテーマが良く、目の前に世界が出来ていくのが素敵です。

 

白と黒で

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白熊と黒熊の領土争いのゲームです。

手番にできることはカードの配置、カードの補充、カードの得点化の3種類。1回の手番でこれらのいずれかを2回行います。

カードを裏向きで場に配置していき、その配置がカードに指定された通りになれば、そのカードを得点化出来ます。

 

コンポーネントは少なめですが、勝つためには相手の動きや戦術をちゃんと読まねばならず、結構考えるゲームです。今回は4人で遊んだのですが、多分2人か3人の方がいいでしょう。

 

ハンザの女王

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ハンザの商人となり、4つの都市で交易を行い、お金を稼ぐゲーム。ゆるあーとのゆたかの作品。

 

プレイヤーの手札は常に2枚。手番になったらいずれかのカードを出して、対応する都市のカード置き場からカードを取ります。出したカードには1から3の交渉力アイコンが書かれており、ラウンド終了時にその数が多い人がその都市から収益を得ます。一部のカードに乗っている嗜好品キューブは、そのラウンドに限りその色の交渉力に加算される他、種類数に応じたボーナスがあります。

都市からの収益は都市の繁栄度に左右されます。カードが3枚取られるタイミングによって都市の繁栄度が変わる他、カードを裏向きにプレイすることで都市の繁栄度を操作できます。

カードの中には要人の絵が描かれたものもあり、それらはゲーム終了時にお金になります。

3ラウンドが終了し、要人による収入などを計算し、最もお金を稼いだプレイヤーの勝利です。

 

カードの取り回しが「パトリツィア」を連想させるなど、ワーカープレイスメントが流行する前のユーロゲームを強く意識したゲームのように思います。こういう古風なゲームは好きですし、周りの人にももっと好きになって欲しいと思います。

 

アニマーレ・タッティカ

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各プレイヤーが違ったカード構成のデッキを持ち、手札をなくすことを目指すゴーアウト系のゲーム。

カワサキファクトリーの川崎晋の作品です。

 

各プレイヤーは犬、猫、熊、ペンギンのいずれかのデッキを選び、ランダムに10枚を手札に、残りを山札にします。その後、特殊カード3枚引き、1枚選んで手札に加えます。

プレイヤーは手番になったらカードを出します。出し方は2通り。

  1. 前のプレイヤーより大きな数字のカードを同じ枚数出す。
  2. 同じ数字のカードを複数枚、前のプレイヤーより多い枚数で、かつカードの数字の合計が前のプレイヤーの出したカードの数字の合計と等しくなるように出す。

出せない、もしくは出したくない時はパスをします。この時、山札から2枚カードを引きます。山札がない時は特殊カードを1枚引きます。

最初に手札を全て出し切ったプレイヤーの勝利です。(山札が残っていても構いません。)

 

相手の手札構成を把握し、戦略的にカードを出していく必要のあるゲームです。

プレイ人数2〜4人となっていますが、より戦略性が際立つ2人がお勧めだそうです。

大貧民のようなゴーアウト系のゲームを無駄に複雑化させることなく、ここまで戦略的にした川崎晋の手腕に脱帽です。

 

おぼえなサイコロ

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伏せたカードを覚え、ダイスを振って対応する目が出たら早い者勝ちでそのカードを取るゲーム。

らなとその父親のイゾがデザインし、井上磨と長谷川登鯉がアートワークを制作した作品。

 

説明書の文章に「このゲームができた理由:できる限り、お父さんとして、子供の夢を全て実現させたいという思いがきっかけでこのゲームを2人で作りました。」とあるのに心打たれました。

 

イラストも素敵ですが、ゲームシステムも記憶ゲームとして良くまとまっています。ただ、私は記憶ゲームもスピードゲームも弱いので、残念ながら自分には合わないと感じています。

 

喫茶マーブルとは

JR大井町駅から8分ほどのところにある喫茶店です。見た目は昭和の喫茶店といった印象です。

特にボードゲームカフェを謳っているわけではないのですが、時々ボードゲーム会やごいた会などの企画を実施しています。

通常の喫茶店の他に地下室があり、ボードゲーム会などの時に開放されます。

あと、漫画が非常に充実しています。

 

喫茶マーブル

 

以上で11月30日の体験会の報告を終わらせていただきます。