双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

11/2フォアシュピール1日目

11月2日と3日の2日間、フォアシュピールに行って来ました。

初日は幡ヶ谷での開催でした。

 

 

ダック・ワーズ・ダックワーズ

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ヒルの鳴き声で遊ぶカルタ。

TUC GAMEの作品。

 

読み手がアヒルの鳴き声を読んだら、他の捕獲プレイヤーは最大4枚の取り札を取ります。答え合わせをし、正しく取った枚数が得点になります。

 

システム上は特筆すべき点はありませんが、人が真剣にアヒルの鳴き声を出すさまには、なかなかおかしみがあります。

 

姫と魔法のタイル

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色とシンボルの要素を持ったタイルを並べ、カードに指定された通りに並べていくゲーム。

XiSizeの作品。

 

プレイヤーは手番ごとに1枚、場のタイルを1枚選んで配置します。タイルを置く時、その上にキューブを置くこともできます。

配置した結果、同一の色もしくはシンボルが魔法カードに指定された通りに並んでおり、かつその上に1個以上キューブがあるならば、キューブを消費してそのカードを取り、駒を進めることができます。

1手番に複数枚のカードを取ることもでき、その場合は進める歩数が増えます。

ゲーム後半は、先頭プレイヤーが姫と共に移動するために移動が遅くなります。

誰かが姫を助け出してゴールしたら、各種ボーナスを加算して勝敗を決めます。

 

共通するシンボルや色をどれだけ集められるかが重要になるゲーム。パズルゲームとしてはカジュアル寄りであるように思います。

 

インザルーイン

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古代遺跡を探索する紙ペンゲーム。

フダコマゲームズの作品。

 

毎ターンカードに書かれた形を通路もしくは壁としてマップに記入し、遺跡を探索します。通路が2×2マスになるような配置はできません。書き込んだ後は、記入したマスの数だけ駒を進められます。

駒が宝石マスに到着したら宝石を獲得できます。誰かが宝石マスに到着したら、以後他のプレイヤーがその宝石を取ることは出来ません。

各プレイヤーの目標カードに書かれた2点をつなぐ通路を作れば得点になります。目標カードを捨てることで、1×1マスの書き込みなど、特殊な行動を行えます。

プレイヤーは山札が2回無くなるまでに遺跡から脱出する必要があります。脱出した順番によって得点が加算されます。

1回目の山札が無くなった時とゲーム終了時、マップの埋め方によって得点が加算されます。

探索終了時、得点を集計して勝敗を決めます。

 

結構複雑なパズルゲームで、なかなか思うように通路を作れません。高得点を取るにはある程度の慣れが必要です。

目標カードは達成できない場合が多いので、そういうものは積極的に特殊行動に回す必要がありそうです。

手応えのあるパズルゲームが欲しい人にお勧めです。

 

Boccon baracca

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プレイヤー間で反射神経を競うゲーム。

ひとじゃらしの作品。

 

全プレイヤーが輪になって、右手に棒の上の方を持ち、左手の指で輪を作り、左隣のプレイヤーが持っている棒の下の方に通します。

各プレイヤーは好きなタイミングで右手の棒を落としたり上に引き上げたりできます。左隣のプレイヤーが棒を動かしたら、左手でそれをつかまなければなりません。うまくつかめなければ減点です。一定数の減点を受けたプレイヤーから脱落し、最後に残ったプレイヤーの勝利です。

 

プレイ中会話をしながら相手の気をそらしたり、虚虚実実の駆け引きが楽しめます。

 

スーパーススルスープ

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ラーメンのスープのトレンドを読み、カードを出していくゲーム。

角刈書店の作品。

 

手番になったら、仕入れか開店のいずれかを行います。

仕入れでは、山札か捨て札からカードを引きます。

引いたカードを獲得するか捨てるかのいずれかを行います。

 

開店の際は、自分の手札から1枚を選んで公開し、1〜3の流行順位タイルのいずれかを取って置きます。これにより、選んだ種類のスープが流行していることを示します。

開店後に手番が回って来たら、3点ずつ獲得できます。

 

全ての流行順位タイルが取られたら、開店していないプレイヤーが1回ずつ手番を行ってから得点計算をします。流行順位タイルが乗っている種類のカードは、タイルの数字の枚数までが得点になり、それより多く取ってしまった人はその種類のカードから得点を得られません。タイルが乗っていない種類のカードは点数になりません。この得点の順位によって勝利点を獲得します。規定ラウンド終了時の勝利点で勝敗を決めます。

 

カードの引き運の影響が強く、今ひとつ判断の余地が少ないように思います。

 

ボアルネ

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トランプゲーム「ナポレオン」のリメイク。

Paix GUILDの作品。

 

プレイヤーはボアルネ&青年のコンビと、それ以外の令嬢たちに分かれて争います。

Clover/Money/Gift/Jewelryの4種類のカードを使ってトリックテイキングを行い、ボアルネ側は一定数以上のトリックを獲得することを目指し、令嬢たちはそれを妨害します。

 

カードの強弱がやや複雑ですが、ナポレオンがベースとなっているので、安定した楽しさがあります。

 

だるまさんがコロンブス

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素早く手札を出して自分の手札と山札を無くしていくゲーム。特定のカードが出たら、対応するポーズを取ります。

ささみ企画の作品。

 

場に「だるまさんが…」の順で素早く手札を出していきます。最後の「コロンブス」「コロボックル」などのカードが出たら、それに対応するポーズを取ります。遅れたプレイヤーはペナルティを受けます。

最初に手札と山札をなくした人の勝利です。

 

イラストの雰囲気も含め、反射神経を競うゲームとして手堅くまとまっています。

 

チョイスヒーロー

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ヒーロー同士の戦いをテーマにした二人対戦TCG

半月堂の作品。

 

各プレイヤーは英雄を操り、「ロア」と呼ばれる手下を配置して戦います。

ロアが相手のロアを倒したらレベルアップし、戦闘力が上がります。

英雄の体力はキューブで表されます。英雄がダメージを受けるとキューブがフォースに変わり、以後カードプレイのコストとして使用できます。

残りキューブが一定以下になると、英雄が強化されます。強化されると、その瞬間に効果が発動し、英雄が使える技が増えます。

 

相手のキューブを全て破壊した後、さらにダメージを与えれば勝利です。

 

ダメージを受けるとフォースが増え、使えるカードが増えるので、ゲーム中何度も形勢逆転が起こります。そのため非常にスリリングな戦いが楽しめます。

 

ラクタラジオ

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擬音をもとに物を当てるゲーム。

タニシクラフトワークスの作品。

 

出題者以外のプレイヤーは、最初に決められたテーマに沿った物を1つ書いて一斉に公開します。出題者はその中から1つを選び、それに合う擬音を発表します。それを元に、出題者が選んだ物を当てます。

 

テーマによっては非常に難度が高い問題になり、出題が大変難しくなります。盛り上がりがプレイヤーの能力に依存するところがあるので、万人向けではなさそうです。

 

 

気まぐれネコのシェフたち

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複数のキッチンで料理を作り、ほどよいタイミングで獲得するバッティングゲーム。

またたび茶屋の作品。

 

プレイヤーは砂時計カード3枚と食事カードを持ち、いずれかのカードを選んで同時にいずれかのキッチンに出します。まず砂時計カードをキッチンに置き、その後食事カードの処理を行います。食事カードの処理の時、キッチンの砂時計の値が一定の範囲内にあれば得点、そうでなければ失点になります。全員が食事を行ったらラウンド終了です。

 

この手のバッティングゲームは、読みの手がかりが不足しているように思えてしまい、あまり魅力的に見えません。

 

HIDEOUT

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「タイムボム」の続編に当たる正体隠匿ゲーム。

隠れ家を発見しようとするスワットと、それを妨害するテロリストに分かれて争います。

ボードゲーム党の作品。

 

各プレイヤーの前に1枚、中央に1枚の建物カードを伏せておきます。この中に入っている隠れ家カードを全て公開すればスワットの勝ち、爆発カードを公開すればテロリストの勝ちです。プレイヤーは自分の前の建物カードを見ることができます。

 

プレイヤーは手番になったら自分の待機カード1枚をいずれかの建物に置きます。

いずれかの建物カードに4枚の待機カードが置かれたら、その建物を公開するかどうかの投票を行います。その建物に置いた待機カード1枚につき隊員カード2枚を配り、配られたプレイヤーは待機カードと同じ枚数を出します。隊員カードのテロリストの爆弾の数がエキスパートの数と同じか少なければ建物カードを公開します。建物を公開したら、残りの建物カードを混ぜて配り直します。使った隊員カードが全て通常のスワットならば山札に戻りますが、そうでない場合は捨て札になります。

 

隠れ家カードを全て公開すればスワットの勝ち、爆発カードを公開するか隊員カードが足りなくなればテロリストの勝ちです。

 

正体隠匿ゲームとしてほどよい推理材料とほどよいゆらぎがあり、多くの人にとって楽しみやすいものに仕上がっています。

 

カタラ13

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カードをめくり、宝石を取っていくパーティーゲーム

Glory's Worksの作品。

 

各プレイヤーは1枚のカードを持ち、残りを中央に裏向きで並べます。

プレイヤーは手番になったら他プレイヤーに持っているカードについて1回質問できます。質問の際、ドクロを持ったプレイヤーは嘘をつくことができます。

その後、中央もしくは他プレイヤーのカードをめくります。数字が書かれていたらその数だけ宝石を取ります。白紙なら何も取りません。ドクロならめくったプレイヤーが脱落します。

めくったカードの数字が場に残った宝石と同じならめくったプレイヤーのかち、宝石の数を超えた場合はそのプレイヤーは負けになり、生き残ったプレイヤーのうち宝石を最も多く持っているプレイヤーの勝利です。

 

基本的に運ゲーですが、雰囲気作りには力が入っています。

 

 

以上で11月2日のフォアシュピール1日目の報告を終わらせていただきます。