2月2日、ミスボドに参加して来ました。
この日は中国の盒中閃電・静言思桌游のゲーム4種、すなわち「海洋公園」「平遥」「敦煌」「徽州」を持ち込み、このうちの「海洋公園」を遊びました。
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海洋公園
水族館を経営するゲーム。
プレイヤーは海水魚を購入し、設備を充実させて水族館を維持します。魅力ある海水魚を集めて収益を上げ、水族館を繁栄させるのが目的です。
なお、今回は新旧2つのルールのうち新しい方のルールを採用しました。
ラウンド開始時に各プレイヤーは海水魚カード2枚を引き、1枚を予約し、もう1枚を市場に置きます。予約したカードに従って設備生産ラインに設備マーカーを並べます。
次に、プレイヤーは手番順に魚や設備を購入します。
自分が予約した魚は原価で、市場の魚は1金高い価格で買えます。他プレイヤーが予約した魚を買う場合は、そのプレイヤーに1金を支払います。
設備は、ラインの左側が安く、右に行くにつれて高くなります。
魚にはそれぞれ飼うのに必要な設備が指定されており、設備が足りないとラウンド終了時にダメージを受け、最終的に死亡します。
また、魚はゴミを出すので、ゴミ処理能力を上げて対処する必要があります。
魚にはそれぞれ特殊能力があり、中には成長して能力が変わるものや、つがいを作ると子供が増えるものがあります。
全員がパスをしたら購入フェイズ終了です。魚のための設備が足りているかチェックし、ダメージの処理を行います。
その後、プレイヤーごとに魚の魅力値の合計を計算し、魅力値に等しい収入を得ます。さらに、魅力値の上位プレイヤーが勝利点を、下位プレイヤーがお金や治療マーカーを獲得できます。
次のラウンドの手番順は、魅力順が下位のプレイヤーが先手になります。
規定ラウンド終了後、それまで獲得した勝利点に加え、その時点での魅力値に応じた得点と、魚のダメージに応じた減点を計算し、勝者を決めます。
2時間級の重厚な拡大再生産ゲーム。
収入レースで取り残されないためには、時にはダメージ覚悟で設備が足りない魚を買う必要があります。しかし、後で設備が揃わずに魚が死ぬリスクがあるので、常に難しい判断を強いられます。
魚の特殊能力も多彩で、買った魚に応じて臨機応変に動きを変えていく必要があります。
イラストも美しく、これがBoardGameGeekにも載らず、中国、台湾、香港を除く世界の大半のボードゲーマーに知られていないのは非常に惜しいと思います。
こちらの45秒動画での紹介もご覧ください。
お邪魔者
金を掘り出そうとする金鉱掘りと、それを邪魔するお邪魔者に分かれて争うゲーム。
過去に遊んだ時のゲームはこちら。
なんだかんだ言って世界大会まで行われているロングセラー。
そこまで競技性の高いゲームではないので、世界大会をやる意義は今ひとつピント来ないのですが、大勢で緩く楽しめるゲームには一定の需要があるようで、今回も盛り上がりました。
Barkeepers
内側と外側に1枚ずつカードを出すトリックテイキングゲーム。
勝負を決めるのは外側のカードですが、内側のカードの最大値より大きい、もしくは最小値より小さいカードでは勝利できません。
端的に言ってひねり過ぎ。勝ち筋もよく分かりませんでした。
王と枢機卿
ボードに修道院と枢機卿を配置するエリアコントロールのゲーム。
プレイヤーは、手札からカードを出して、対応する地域に修道院や枢機卿を置いていきます。
手札は3枚、一手番に置ける数は2つまで。ただし、その地域に初めて修道院を置く時は1つしか置けません。同色のカード2枚を好きな色のカード1枚として使うこともできます。
置ける枢機卿の数は、その地域で最も多い色の修道院の数までです。
山札がなくなったら決算です。
1回目の決算では修道院の数によって得点が入ります。地域で最も多くの修道院を置いたプレイヤーは、その地域の修道院の数の得点を獲得します。2位以降は、一つ上の順位のプレイヤーの修道院の数が得点になります。
2回目の決算では、修道院の数の得点のほか、以下の2つの得点を計算します。
・一筆書きで4つ以上つながっている修道院があれば、その修道院の数が得点になります。
・隣接する2つの地域の枢機卿の数が両方とも1位(同点可)ならば、両地域の枢機卿の総数が得点になります。
2回目の決算が終わるとゲーム終了です。
今回は推奨プレイ人数の3人でプレイ。
他プレイヤーと時に競い、時に協調する必要があるゲーム。今回は他のプレイヤーと足並みを揃えられずに敗北。久しぶりに遊びましたが、何度遊んでも無駄のないデザインに感心せずにはいられません。
そう言えば、最近シャハトが話題になることが少なくなったように思いますが、どうしちゃったのでしょうか?
以上で2月2日のミスボドの報告を終わらせていただきます。