双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

3/30イエサブゲーム体験会

3月30日、イエローサブマリン秋葉原RPGショップでのイエサブゲーム体験会に参加して来ました。

 

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オーサカループライン

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自分の前に並べるカードの数字を調整し、ラウンド開始時にダイスで決めた規定値に近づけるゲーム。

 

ラウンド開始時、ダイスを2個振って規定値を決めます。

 

自分の手番になったら中央にカードを出し、出したカードの数字が前のカード以上ならば別のカードを1枚自分の前に出し、前のカードより小さければ手札を1枚捨てます。

 

これを4巡行い、自分の前のカードの合計が規定値以下で最も近い人が得点です。途中で誰かが規定値を超えたら、それ以外のプレイヤーが得点です。「OH」と「SAKA」を自分の前に出しても得点です。

 

今回遊んだのは開発中のもの。完成版にはもう少し調整が入りそうです。

 

スープメングラーメン

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丼にスープ、麺、具を入れてラーメンを完成するゲーム。

手番になったら、材料を自分の丼に入れる、材料を他プレイヤーの丼に入れる、ラーメンの完成を宣言する、のいずれかを行います。

 

それぞれの丼には具が指定されており、指定された具を入れるとボーナス点です。また、ラーメンの具が5つになると減点です。

 

ラーメンの完成には麺、具、2つ以上の具が必要です。完成したラーメンには新たに具を入れることはできません。スープ、麺、具の組み合わせが条件を満たすとボーナス点です。

 

システムには見るべきところはありません。

カードの引き運に強く依存し、単純に高得点の具を引いた人が有利になります。他プレイヤーへの妨害も、手札運が良くないとできません。また、セットボーナスはほとんど完成しません。

かと言って、バカゲーという訳でもありません。登場する材料は、一部の例外を除き、そのほとんどが普通にラーメンに入っているものです。

そんな訳で、褒めるところが見つかりませんでした。

 

東京アルティメット賃貸

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手札を組み合わせて賃貸の部屋を作り、客に売り込むゲーム。

 

ラウンド開始時、プレイ人数+1人の客が登場し、それを見てスタートプレイヤーが引くカードの枚数を決めます。スタートプレイヤーは他プレイヤーの倍のカードを引きます。

 

手番になったら、部屋を客に売り込むか、パスするか選びます。手番に1回、手札を追加で引くか、手札1枚を減点にし、残りを交換するかのどちらかができます。

客にはそれぞれ予算と好みがあります。売り込む時は、予算以内の枚数のカードを伏せてその客の前に置きます。

 

全員がパスをしたら、売り込んだ物件を公開します。カード自体の魅力値に客の好みによる補正を加えた魅力値を比べ、最も魅力値の高い物件を出したプレイヤーが成約し、客カードを獲得します。同点の場合は、先に出した物件が成約となります。

それ以外のプレイヤーは、売れなかった物件から1枚を減点にし、残りを手札に戻します。この時、手札を5枚まで次のラウンドに持ち越し、残りを減点にします。

 

最終ラウンド終了時は、獲得した客1枚につき1枚の手札を捨て、残った手札が減点になります。

減点の少ないプレイヤーの勝利です。

 

登場した客に合う手札を引けるかどうかがほぼ全てのゲーム。少なくとも私はまるで魅力を感じませんでした。

 

公国のペレストロイカ

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13〜14世紀のロシア・ルーシを舞台に、資材を集め、建物を建てて得点するゲーム。

 

毎ラウンド、アクションカードをめくっていきます。2人プレイの場合、十字架カードが2枚出るか5枚めくられるかするまでめくります。この時、5枚めくっても十字架が2枚出なければ、タタール(モンゴル)の侵略を受け、資材を捨てさせられます。

場に出たカードを、先手プレイヤーから交替で1枚ずつ取っていきます。先手プレイヤーより取ったカードが少なければ、好きな資材をもらえます。

 

先手プレイヤーからカードを使っていきます。

カードを使う時は、カードの上か下のどちらかの効果を選びます。

基本的には1ラウンド2枚までカードを使えます。カードを捨てて得られるアクションチップを使えば、1ラウンドに3枚カードを使えます。

アクションで建物を建てる時は、資材を積み木のように重ねて建物にします。

 

2人プレイの場合、山札が2回尽きたらそのラウンドでゲーム終了です。建物や余った資源の得点を計算して勝敗を決めます。

 

タタールの襲撃や目指すべき建物について、山札の残りから確率論的に考えながら立ち回りを決めていくゲームです。カード枚数が20枚なので、残りカードの把握はそこまで難しくありません。システム面は無難にまとまっていると言えそうです。

資材を積み重ねて建物を表現するのは悪くありませんが、欲を言えば抽象的な形の資材を使った仕掛けがもう一つくらい欲しかったように思います。

ちなみに、慣れた人向けにシナリオを追加して遊ぶモードもあるとのことで、そちらも気になります。

 

花と吹雪

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全員がカードを出して決めるサン値(太陽がどれくらい照るか)を予想し、動物チップを置いて花を探すゲーム。

 

ラウンド開始時に、場に1枚のカードが見えています。プレイヤーは手番順に裏向きでカードを出し、出したカードの数値が見えているカードの数値より大きいか小さいかを宣言します。この時嘘をついても構いませんが、その場合は少しだけ減点を受けます。

 

全員がカードを出したら、カードを出すのとは逆の順番でプレイヤートークンを場に置きます。場は4つに分かれており、それぞれに数値と、的中した時にもらえる得点の数が書かれています。

 

全員がチップを置いたら、カードを公開します。これによってサン値が決定します。サン値より大きい数字の書かれた場所に置かれているトークンは凍傷になり、プレイヤーの手元に追い出されます。それ以外の場所にトークンを置いていれば得点を得られます。

 

今回は3人でプレイしましたが、騙し合いを楽しむためにはもう少し人数が多い方が良さそうです。

 

以上で3月30日のイエサブゲーム体験会の報告を終わらせていただきます。