双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

5/26ミスボド(後編)

前回に引き続き、ミスボドの報告。

 

 前回の記事はこちら。

sugo6kozo.hatenablog.com

 

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ボトルインプ

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呪いの壺がプレイヤー間を行ったり来たりするトリックテイキング。壺の力でトリックを取れますが、ラウンド終了時に壺を持っていたプレイヤーは減点になります。

 

各プレイヤーにカードを配り切ります。配られた手札から1枚を中央に裏向きで出し、1枚ずつを左右のプレイヤーに渡します。中央に出したカードは、ラウンド最後に壺を持っていたプレイヤーの減点数を決めます。

トリックはマストフォローで、毎回リードプレイヤーが出したカードと同じ色のカードがあれば、それを出します。

色と関係なく、壺の数字より小さいカードのうち最も大きな数字を出したプレイヤーがトリックを取り、壺を受け取ります。この時、トリックを取ったカードの数字が新たな壺の数字になります。つまり、壺の数字は徐々に小さくなります。

壺の数字より小さいカードが無ければ、最も大きな数字のプレイヤーがトリックを取ります。この場合、壺の移動はありません。

全てのカードを出し切ったらラウンド終了です。壺を持っていないプレイヤーは取ったカードの点数を受け取り、壺を持っているプレイヤーは中央のカードの分だけ減点になります。

規定ラウンド終了時、最も得点の高いプレイヤーの勝利です。

 

鋭く緊張感のあるトリックテイキング。壺の力でトリックを取りたいが、終了までに何とか壺を手放したい、そんなジレンマがうまく効いています。このトリックテイキングの名作を、ちゃんと壺付きで出してくれた数寄ゲームズに感謝したいと思います。

 

たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ

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言葉カードを組み合わせ、プロポーズの言葉をでっち上げるゲーム。

 

プレイヤーのうち1人が交代でプロポーズを受ける役を担当します。

残りのプレイヤーは言葉カードを6枚受け取り、常に使用できる「君」や「僕」などのカードと組み合わせてプロポーズの言葉を作ります。制限時間は10カウント。プロポーズを受けるプレイヤーが数えます。

全員のプロポーズが完成したら、1人ずつプロポーズの言葉を口にして、指輪を差し出します。プロポーズを受けるプレイヤーは、そのうちの1人を選んで指輪を受け取ります。

規定数の指輪を手渡したプレイヤーの勝利です。

 

タイトルからしてバカバカしさを予感させる大喜利系ゲーム。

カードの組み合わせによって、正統派のプロポーズになる事もあれば、「君は僕だけの伝染病」のような奇天烈な文章が出て来る事もあります。(写真参照)

小道具の指輪がまたいい味を出しており、プロポーズの雰囲気を一段と引き立ててくれます。

常識ではあり得ない変てこなプロポーズが楽しめる、愉快な大喜利系ゲームでした。

ただ、10カウントは短い気がするので、カウントする人が気を利かせて適度に引き延ばすといいと思います。

 

ガンシュンクレバー

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ダイスの出目に応じてシートにチェックや数字を入れていくダイスゲーム。

 

手番プレイヤーは6色のダイスを振り、そのうち1個を選んでそれをシートに置き、対応する色と出目に応じた場所にチェックあるいは出目の数字を入れます。残ったダイスのうち、選んだダイスより小さいダイスは皿の上に乗せ、以後振り直せません。これを3回行い、その後も残ったダイスがあれば皿に乗せます。

手番以外のプレイヤーは、皿の上のダイスのうち1つを選び、対応する場所にチェックあるいは出目の数字を入れます。

チェックや出目の数字を書き込む方法や、得点のルールは色ごとに異なります。また、色ごとに違う特定の条件を満たす事で、他の色へのチェックや出目の追加使用などの特権が手に入ります。

 

全員が手番を行なったらラウンド終了です。規定ラウンドが終了したら得点を集計し、最も得点の高いプレイヤーの勝利です。

 

ダイスの出目に応じてシートにチェックするゲームは流行のようですが、このゲームは色ごとにチェックや得点の方式を変え、また各種特権を用意する事で、パズルのような複雑さを出しています。複雑さによってスピード感が犠牲になっているのですが、その代わりに高得点を出した時にはパズルを解いた時のような達成感があります。見た目は地味ながら、渋好みのダイスゲームと言えます。

 

この日のミスボドでは、これ以外にボードゲームクイズを楽しんだり、閉会間際にちょっとだけワードバスケットをやったりしました。

 

その後、私は珍しく二次会に参加し、そこでザ・マインドを遊びました。

 

ザ・マインド

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各プレイヤーが数字のカードを持ち、言葉などでの意思疎通無しに昇順に出していくゲーム。

 

他のプレイヤーとの間の測り方が大事、と言うよりそれがほぼ全ての異色作。その魅力を言葉では説明しづらい、何とも不思議なゲームですが、この独特のゲーム体験には間違いなく価値があります。あとはもう実際に体験してくれ、としか言えません。

 

以上で5月26日のミスボドの報告を終わります。