双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

2/16リゴレ作った人に会えるゲーム会

2月16日、春節で沸き立つ横浜中華街を通ってリゴレに遊びに行って来ました。

 

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リゴレとは

よこはまのボードゲーム屋さん リゴレは、2017年9月に中華がいに開店したボードゲームショップ兼プレイスペースです。

 

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決して広いとは言えない店内ですが、品揃えに店主の趣味の良さを感じます。

 

よこはまのボードゲーム屋さんリゴレ|ボードゲーム専門店 販売と遊べるお店 横浜 中華街|横浜市| Rigoler

 

この日リゴレで行われたのは、「作った人に会えるゲーム会」の第1回、OKAZUbrandの林尚志さん(横浜在住)を迎えて「ねずみ海賊ラッタニア」を遊ぶイベントでした。春節を祝う爆竹をバックに、ラッタニアを始めとするOKAZUbrandの作品を堪能しました。

 

ねずみ海賊ラッタニア

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ねずみ海賊の新しいボスになるべく、海賊の幹部が略奪と上納を繰り返して得点を稼ぐゲーム。

 

場には10箇所のアクションスペースがあります。

1: 日雇い職場 お金を山分けする

2: 酒場 船員カードか手下コマを買える

3〜8: 海原 略奪品カードと、略奪品を得点化できる上納船カードがある

9: 貿易港 交易品を得点化できる

10: 伝説の島 手下コマを秘宝タイルに置き、高得点がもらえる

また、アクションが出来なかった、アクションで何も得られなかった海賊コマは農場に送られ、1金だけ獲得します。

 

ラウンド開始時、全員一斉に、海賊コマ2つと手下コマをどこにを送り込むか決め、一斉に公開します。

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その後、1番から順に海賊コマの有無を確認し、海賊コマがあるスペースでアクションを行います。同じスペースに複数の海賊コマがあれば、優先権の順にアクションを実行します。海賊コマも手下コマも無いスペースが1つでもあれば、その先のスペースでのアクションは行いません。

 

手下コマは海賊コマと同じスペースに置いた時と海賊コマの無いスペースに置いた時で役割が違います。

海賊コマと同じスペースに置いた手下は戦闘力になります。戦闘力を持った略奪品カードを獲得するには、その戦闘力以上の戦闘力が必要です。

海賊コマの無いスペースに置いた手下コマは、そこより先に置いた海賊コマがアクションを実行できるようにするために使います。

 

アクションを行えなかった、戦闘で負けた、あるいはそれ以外の何らかの理由でアクションで何ももらえなかった海賊コマは農場に行き、1金だけもらいます。

 

船員カードか船カードが尽きたら最終ラウンドです。最終ラウンド終了後、手持ちの交易品を1枚だけ追加で得点化し、最も得点の高いプレイヤーの勝利です。

 

今回は2回プレイ。

1回目は3人プレイ、2回目は林尚志さんを交えての5人プレイ。

1回目は勝ちましたが、2回目は林さんに負けました。

 

他プレイヤーとの読み合いが楽しいゲーム。このゲームは煩雑に感じない程度の程々の複雑さで、ファミリーゲームとして手堅くまとまっています。

ネズミの海賊たちがめいめい好き勝手に行動し、時々アクションに失敗する様は、あたかも「報連相が上手く行っていない会社」(リゴレ店長ノブさん談)のようです。

3人だと中立の手下コマが入るので、若干読み合いが緩くなります。4人以上がお勧めです。

 

折角林さんと遊べたので、記念にサインをいただきました。

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この後、OKAZUbrandの旧作「オキドキ」「ひつ陣」を遊びました。

 

オキドキ

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5色の動物楽団カードを全て場に出すことを目指す協力ゲーム。

 

プレイヤーは相談し、時計回りの順で1枚ずつカードを出します。

カードは5つの列に色ごとに分けて出します。

出すカードは同色の前のカードより大きな数字でなければいけません。

各列には2枚ずつリセットカードが用意されており、これを出せば、次は好きな数字のカードを出せます。リセットカードを出したプレイヤーは、手札と山札を2枚まで入れ替えられます。

各列に1枚ずつカードを出さなければ次の行にカードを出すことは出来ません。ただし、各行の5枚のうち1枚はリセットカードでなければいけません。

これを繰り返し、全てのカードを出し切れば全員の勝利です。

 

2回プレイし、2回目で成功。

協力ゲームとしてちゃんと成立してはいるのですが、いかんせん地味な印象です。

 

ひつ陣

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羊カードを並べて得点を稼ぐゲーム。

 

毎ターン、プレイヤーは場の中央に並んだ羊カード2枚セットを1つ取るか、手札を自分の前に並べるか選びます。

手札を並べる時は、それまで並べたカードと同じ数字か、連番になるように並べます。

カードは色ごとに何枚隣接させたら点数になるかが決まっており、ちょうどその枚数だけ隣接させた時のみ、ゲーム終了時に得点になります。

場の中央のカードが無くなったら、スタートプレイヤーの直前プレイヤーまでがプレイしてゲーム終了です。以下のボーナスおよびペナルティを計算し、最も高い得点のプレイヤーが勝利します。

リボン:隣接する一続きのリボンカードの枚数の順位に応じた得点

星、ハート:自分の前に出した枚数の順位に応じた得点

1点カード:出した枚数1枚につき1点

羊の群れ:色ごとに指定された枚数が隣接している羊カードが得点

牧場の広さペナルティ:縦横の幅の分減点

 

見た目の可愛さに騙されると痛い目を見る、たいへん頭を使うパズルゲームです。熟練して相手の場まで把握できるようになると、更に楽しいんだろうなという予感があります。このブログを書いている2月18日時点、買わなかったことを後悔しています。

 

以上で2月16日の「リゴレ作った人に会えるゲーム会 第1回OKAZUbrand林さん」の報告を終わらせていただきます。