双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

3/4くりすたるダイス(後編)

前回に引き続き、くりすたるダイスの報告です。

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前回の記事はこちら。

 

 

sugo6kozo.hatenablog.com

 

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Venture

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会社カードを買い、決算で勝利点を得るゲーム。

見るからに古そうなので調べてみたら、1969年のシド・サクソンのゲームでした。

 

場には常時5枚の会社カードが並んでいます。会社カードには6つの色があり、AからFの文字が1つから5つ書かれています。

プレイヤーは異なる金額の書かれたお金カードを持っています。プレイヤーがお金を支払う時、お釣りをもらう事は出来ません。

 

手番プレイヤーは、場の会社カードを買うか、買収カードで他のプレイヤーの会社カードを奪うか、手札のお金カードを1枚捨てるかのいずれかを行います。入手したカードは自分の前に並べます。

 

カードを並べる時は、既に場に置かれている、色が違ってかつ共通の記号を持つカードの上に重ねて置く事ができます。カードを重ね、一番下から同じ文字が3つ以上続いている場合、決算で勝利点を得られます。他プレイヤーからカードを奪う時は、重ねたカードの1番上のものしか奪えません。

 

これらの行動とは別に、プレイヤーは並べた会社カードの枚数に等しいお金を支払う事で、自分の前のカードを並び替える事が出来ます。

 

会社カードを入手するかお金カードを捨てた後、お金カードを2枚補充します。お金カードの山の中には決算カードが入っており、誰かがこのカードを引いたら決算が発生します。セットごとに、一番下から3つ以上同一文字が続いているものについて、勝利点を加算します。

 

会社カードが全て買われたらゲーム終了です。最後にカードを並べ替え、もう一度決算を行った後で最も得点の高いプレイヤーの勝利です。

 

 

 

多少冗長に感じられなくもありませんが、1969年のゲームと考えれば実に良く出来ています。先手番が有利なので、その辺りを買収カードを使ってプレイヤー間で調整していく必要がありそうです。今回はその辺りの認識が甘く、先手プレイヤーに圧勝されてしまいました。

 

ラミー17

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ラン(同色連番3枚以上)やセット(同時数字3枚以上)を作って手札を場に出して行き、手札を無くす事を目指す一方、ラウンド毎に提示されるボーナスカードを達成して得点を獲得するゲーム。

 

手番開始時、山札か前の人が捨てたカードのいずれかを手札に加えます。山札から加えた時、残りのプレイヤーはノックを行い、前の人が捨てたカードを獲得する事が出来ます。

 

手札でランかセットが出来たら、自分の前にそれを出します。また、自分の前にカードを出した後なら、他のプレイヤーが出したランやセットにカードを付けて出す事が出来ます。

カードを出す時に各色のジョーカーを使う事が出来ます。この場合は、合計4枚以上のメルドを作らなければいけません。

 

手番の最後に手札を1枚捨てます。

 

これを手番順に繰り返し、誰かが手札を無くしたらラウンド終了です。ボーナスカードの得点と、残った手札に応じた減点を集計し、得点を獲得します。

 

 

相手の狙いを把握し、相手の欲しそうなカードを押さえ込んだり、カードを付けてボーナスを阻止したりという渋い駆け引きを楽しむゲームだとは思うのですが、6人プレイでは真価が発揮されないようです。6人もいるとどうしても対戦相手を警戒しきれません。4人くらいでもう一度やったら面白さが分かるかも知れません。

 

ロールプレイヤー

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ロールプレイングゲームのキャラクター制作だけを楽しむゲーム。

18個のダイスを6つのパラメーターに振り分け、各種カードを獲得してキャラクターを作ります。能力値を職業に適した数値にする、善・悪・秩序・混沌の属性を属性カードの指定通りにする、装備品や特徴のカードで得点を獲得するなどの方法で得点を獲得します。

 

くりすたるダイスにアークライトの方が参加していて、発売前のロールプレイヤー完全日本語版を持ち込んでくれました。ロールプレイヤーは英語版を既にプレイしていましたが、折角なので日本語版を遊んでみました。

 

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今回は種族ボーナスのことを忘れており、STRの調整に失敗して負けました。

 

前に遊んだ時も感じたのですが、やはりこのゲームは、得点よりも実際に出来たキャラクターを愛でるのが楽しいです。積極的に妄想を膨らませましょう。

 

で、今回出来たキャラクターは、愚かで誇り高き狂気じみた龍人の戦士で、恫喝と解錠が得意という、「ヒャッハー!」とか言わせたら似合いそうな小悪党でした。

 

ところで、誰かこの龍人の性別を見分ける方法を教えて下さい。

 

ノイ(ホラー版)

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カードを出して数字を足していき、101を超えたら負けのゲーム「ノイ」のホラー版。

 

今更説明の必要もないお気軽なゲームです。今回はホラーに詳しい方が参加しており、1つ1つのカードについて元ネタを教えてくれました。

 

 

以上で3月4日のくりすたるダイスの例会の報告を終わらせていただきます。