双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

9/22Popcon Asia(2) ようやくボードゲームの話

前回に続いて、Popcon Asiaの話です。

 

 

前回の記事はこちら。

sugo6kozo.hatenablog.com

 

では、ようやくボードゲームの話です。

 

ボードゲームブース概観

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インドネシアでは、政府がボードゲーム制作を後押していています。写真左上にあるBEKRAFというのがBadan Ekonomi Kreatif Indonesiaという政府の組織です。

 

で、ボードゲームブースの写真がこちら。

 

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ご覧の通りの大きなブースで、多くの参加者がゲームを楽しんでいました。

 

次に、個別のゲームを紹介していきます。

 

Emak-Emak Matic

 

いかれたママさんが原付バイクで走るレースゲーム。

 

ゲーム開始時に自分の担当する色を決めます。1枚はランダム、もう1枚は3枚引いたうちの1枚を選びます。担当する色は他プレイヤーには見せません。

 

時計回りの順に手番を行います。

全プレイヤーが手札から1枚を出し、手番プレイヤーがその効果をどのバイクに割り振るかを決めます。

 

1位から3位が決まったら担当する色を公開し、自分が担当する色が上位になったプレイヤーが得点を獲得します。

 

正直パッとしないゲームです。自分の色が他プレイヤーと相乗りしているかどうかで勝負が決まる印象です。アプリゲーム版もあるようで、おそらくそちらが主力なのでしょう。

 

Acaraki

薬の材料を集め、5つの村を回って村人を治療していくゲーム。

 

ゲームはアクションポイント制。手番になったら

  • 手札を2枚補充する
  • 隣の村に移動する
  • 村人を治療する
  • カードを使用する

のいずれかを行います。

島にいる村人は、それぞれ治療に必要な材料が決まっており、それを支払うことで治療できます。

治療をしたら、報酬でお金をもらうか、報酬カードを引くかのいずれかを選びます。

最終的に最も多くのお金を集めたプレイヤーが勝利します。

 

カードの効果に面倒臭いものが多いのが気になりました。例えば、他プレイヤーのカードを回収し、好きなように入れ替えて同じ枚数を返すというカードがあるのですが、これを使うとつい長考をしてしまいがちになります。

報酬カードの引き運の影響が大きいのも気になります。引き運に依存するのが嫌なら堅実にお金をもらえばいいのですが、引きによっては爆発的にスコアの上がる報酬カードもあり、得点システムが粗い印象です。

やりたい事はわかるのですが、いささか練り込みが足りないように思います。

 

Farting Goat

お手軽なカードゲーム。

手番ごとに場にカードを出していき、カードの能力で場札を捨て札にしたり、カードを入れ替えたりして状況を操作します。

最後に1枚残したカードでそのプレイヤーの勝利条件が決まります。勝利条件は、基本的に場札や捨て札の状態、例えば捨て札に虎が2枚以上、場に虎より多くの人間がいる、などです。

勝利条件には優先順位があり、条件を満たしたプレイヤーの中で最も優先順位の高いプレイヤーが勝者となります。ただし、同じ勝利条件を2人以上が選んでいた場合、そのプレイヤーは勝利できません。

今回は1ラウンドだけプレイ。1回遊んだだけでは勝ち筋やゲームバランスが分かりませんでした。

カードテキストの多いゲームなので、カードが大きいのは助かります。

 

Bam Bam Race

いわゆるバッティングゲーム。

大体ツイッターの文章で説明が完結していますが、もう少し補足すると、アクションには攻撃、防御、前のプレイヤーを引っ張る、前進、イベント、カード回収の6種類があります。

イベントは、自分の駒の場所によって効果が変わります。他プレイヤーとかぶるかどうかで参照するマスが変わるため、安定しません。

カード回収をどのタイミングで使うかは、なかなか面白い考え所です。

これは、斬新さはありませんが、バッティングゲームの中ではまずまずの部類なのではないでしょうか。

 

この後も色々ゲームを遊んだのですが、続きは次回の記事に回します。