双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

ついにアークライトは一線を超えた。悪い意味で。- 111カードゲーム -

まず、何も言わずにこれを見て下さい。

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これは、アークライト社が近日発売予定の「111カードゲーム 完全日本語版(原題:MyRummy 111)」のパッケージ画像です。

ArclightGames

 

いくらなんでもあんまりだと思いませんか?

 

元々私はボードゲームの日本語版におけるデザイン改変に対して静観の立場を取ってきました。「ロイヤルターフ」や「ウボンゴ」で日本語版のパッケージデザインが気に入らなかった時も、私は何も言いませんでした。

元々私は数多ある日本の漫画を無視して香港の「風雲」なんて漫画を読んでいたくらいのへそ曲がりで、自分の美意識が平均的日本人からかけ離れているという自覚がありました。

(「風雲」およびその他の香港漫画については香港漫画店のサイトが参考になります。)

香港漫画店 

ですから、日本語版の箱絵が気に入らなくても、それは主観の問題であると自分に言い聞かせて議論に加わりませんでした。

ただし、今回ばかりは勝手が違います。

なぜなら、これは美意識の問題ではなく敬意の問題だからです。

 

シュミット社側のアートデザイナーはデザイン上の明確な意図を持ってあの位置に「MyRummy」の文字を配置したはずです。その上から別の文字を被せるのは、シュミット社側のアートデザイナーの意図を否定し、冒涜する行為です。アークライト社側がシュミット社側に多少なりとも敬意を払っていれば、またシュミット社とアークライト社の間に適切な意思疎通が行われていれば、このようなひどい事態は起こり得ないはずです。

(このような事件が起こった背景には、シュミット社側の日本市場軽視があるのかも知れませんが、あくまで私の憶測に過ぎず、また本題から外れるので掘り下げません。)

 

もしもこの記事をアークライト社の関係者が読んでいるのなら、アークライト社のボードゲーム界における地位を自覚し、今後似たような事件で日本ボードゲーム界の信用を損なわないよう強く求めます。