3/16〜19北京旅行報告(後編)
前回の記事に引き続いて北京旅行の報告です。
17日午後、北京在住の親戚と合流し、一緒に昼食を取った後、共にボードゲームのお店を探索しました。
以下、そんなお店の写真です。
北京渡航前にネットで色々検索していたのですが、古い情報も多く、実際に行ってみたらお店が無くなっていたケースがいくつかありました。特に、BoardGameGeekのフォーラムでも名前が挙がっていた一刻館が改装のために休業していたのが痛手でした。
また、ボードゲームの販売はしているものの、明らかに売り場に勢いが無いケースもありました。とある書店で見かけたのは、5年くらい前のゲームが未だに並んでいて、いかにも在庫を持て余している感じがありありと感じられる売り場でした。「三国殺」バブルは収束したのだなと改めて実感しました。
北京でボードゲームを買う際はネット販売が強いらしく、私の探し方が悪かった事もあり、ボードゲーム販売だけをやる実店舗を見つける事は出来ませんでした。その代わり、ボードゲームバーと並行してボードゲームを販売しているお店はいくつか見付けました。
そんなお店で買ったのが「古董局中局」他いくつかのゲーム。
「古董局中局」は、「Rescue Polar Bears」の盒中閃電が制作した正体隠匿系骨董品鑑定ゲームで、アプリの使用が必須です。これから和訳を頑張ります。
いわゆる海賊版にも遭遇しました。
「古董局中局」を買った時におまけで付いて来た「究極のワンナイト人狼」のロゴ無し海賊版。宿に帰ってからロゴが無い事に気付きました。こんな物を日本に持って帰る訳には行かないので、最終日にもう一度お店に行って返品し、代わりにベジエゲームズのロゴが入った中古の「究極のワンナイト人狼」を買って帰りました。
人狼と言えば、購入はしませんでしたが、こんな感じの人狼「狼人殺」が売られていました。中国でも人狼は人気のようです。
あと、中国では「謀殺之謎」シリーズが流行しているようです。これは「Murder Mystery Party」の中国版です。
各プレイヤーが1人のキャラクターを担当し、キャラクターごとの脚本を受け取ります。キャラクターの中には事件の犯人が混じっています。質疑応答や議論を通して犯人を推理し、真相を暴くのがゲームの目的です。つまり、1回しか遊べない、ネタバレ厳禁のゲームです。
中国のボードゲーム雑誌「桌游志」も買って来ました。美人コスプレイヤーが表紙を飾っています。このスタイルは、私が中国のボードゲームに興味を持ち始めた2012年頃と変わりません。
「三国殺」のスペシャルカードが付録で付いているのも当時と同じ。
それにしても、黄巾賊の三男・張梁とは、流石にネタ切れ感が拭えません。
そんな感じで、紫禁城以外はひたすらボードゲーム探索に明け暮れた4日間でした。ただ、事前の情報収集が甘かったため、100点満点の探索とは行きませんでした。
言語ですが、スマホの機械翻訳に頼りながら何とかしようと悪戦苦闘していると、先方が英語で話し掛けて来る、という感じで、一応何とかなりました。
次に中国に行く際には、もっとちゃんと中国語で会話出来るようになり、現地のゲーマーに混ざって遊ぶところまで行きたいです。
さて、中国ボードゲームと言えば、上海でこう言うイベントがあるそうです。
上海ボードゲームデザイナー協会(SHADOW)が今年6/9-10にボードゲームイベントShadow Marketを開催。昨年に続いて2度目。日本から出展する方は優遇するとの主催者談。詳しいことは私にご相談くだされば仲介いたします。https://t.co/746F7H0ydY pic.twitter.com/vmU9fobpVH
— T.Mizutani(中日翻訳者) (@T_Mizutani) 2018年3月12日
SHADOWなど、中国ボードゲーム事情についてはこちらをご覧下さい。
raytiagu0802.cocolog-nifty.com
また、夏には第4回DICE CONが開催されます。ポスターに「Beijing/Shanghai」とあったので、今回は北京と上海で行われる模様です。詳しい事が分かったらまたお伝えします。
これにて北京旅行の報告を終了し、買って来たゲームの和訳に掛かります。では。