9/30シャッフル(前編)
9月30日、川崎テーブルゲーム会シャッフルに参加して来ました。
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シャッフルとは
川崎テーブルゲーム会シャッフルとは、月1回川崎市で開催されているゲーム会です。
川崎テーブルゲーム会シャッフル | 主にボードゲームを遊ぶ会
皆でワイワイ楽しむことをコンセプトにしており、カジュアルプレイヤーが多目です。立つゲームも軽めのものが多いですが、この日は「トリカーリオン」「リスボア」などの重いゲームも立っていました。
主催者コンビの片方が女性ということもあり、女性の参加者が多かった気がします。
なお、主催者が人狼を苦手としているため、人狼を禁止しています。
次回開催は11月3日の予定です。
では、この日遊んだゲーム。
ノートルダム
ノートルダムの有力者になって、名声点を稼ぐゲーム。
2007年、シュテファン・フェルトの作品です。
ゲームは3ラウンドのステージが3つ、計9ラウンドで争います。
ラウンド開始前、人物カード3枚が公開されます。これらは、後で買収して特殊能力を使うことができます。また、このカードによってラウンド終了時のネズミマーカーの進行度が決まります。
毎ラウンド、プレイヤーは3枚のアクションカードを引き、うち1枚を手元に残して残りを左隣に回します。次に、回って来た2枚から1枚を選び、残りを左隣に回します。各プレイヤーは、手元に残った3枚のカードでアクションを行います。いわゆるドラフトです。
アクションを通して、自分の都市の7つの区画や中央のノートルダムに影響マーカーを送り込み、その効果を使用します。その区画の影響マーカーが多いほどアクションの効果が上がります。
アクションには、
- お金を増やす銀行
- 影響マーカーを増やす修道院学校
- 名声点を増やす公邸
- 馬車を動かし、大使館タイルを取る馬車小屋
- お金、影響マーカー、ネズミマーカーの後退のいずれかを得るゲストハウス
- ネズミマーカーを戻し、置いた影響マーカーの個数に応じて名声点獲得時にボーナスがもらえる公園
- ネズミマーカーを戻し、置いた影響マーカーの個数に応じてラウンド終了時にネズミマーカーを戻す病院
- お金を寄付して名声点を獲得し、置いた影響マーカーの個数に応じてラウンド終了時に名声点がもらえるノートルダム
- ノートルダムを除くいずれかの区画に移動させることで、そのアクションを実行できる友人
があります。
全員が2回ずつアクションを行ったら、人物を買収し、その能力を使用します。
その後、各プレイヤーは疫病トラックを進め、一定数を超えるとペナルティを受けます。
ステージ終了時には、ノートルダムの得点を集計します。
3ステージ終了時に最も多くの名声点を持っているプレイヤーの勝利です。
今回は初プレイの人が多く、ゆるい感じで遊びました。私も含め、まだ隣に回してはいけないカードまでは意識できていない印象でした。
疫病のリスクコントロールが面白く、色々対策したり、時に対策を諦めたりの判断が悩ましいです。
フェルトのゲームということで少し構えていましたが、思ったよりゆるい遊び方を許容している感じがします。また遊びたいです。
エルフェンランド
エルフの王子が国中を旅するゲーム。
1998年、アラン・ムーンの作品で、1998年ドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。
ゲームは4ラウンドで争われます。より多くの村を回るのが目的です。
ゲーム開始時に、移動手段タイルを1枚引き、障害タイルを1枚受け取ります。
ラウンド開始時に、移動手段を示すカードが8枚配られます。
次に、移動手段タイルを取ります。スタートプレイヤーから順に、公開された5枚のタイルから1枚を選ぶか、裏向きのタイルをランダムに1枚引くか選びます。これを、全プレイヤーが3枚ずつ引くまで繰り返します。
その後、スタートプレイヤーから順に、ボード上の道に手持ちの移動手段タイルを置きます。もしくは、各プレイヤーゲーム中1回だけ、既に移動手段タイルを置いた道に障害タイルを置くことができます。
これを、全員がパスするまで繰り返します。
移動手段タイルは道ごとに1枚のみ置けます。
タイルを置いた道は、対応する移動手段カードを規定数出すことで通れます。タイルに対応しないカードでも、3枚使えば通過できます。
なお、タイルが置かれていない道は通れません。
例外として、水路は移動手段タイルと関係なく、イカダカードがあれば通行できます。
障害タイルが置かれた道は、通過に必要なカードが1枚増えます。
タイルを置き終わったら、各プレイヤーは手札を使って自分のコマを動かし、立ち寄った村の自分の色のマーカーを回収します。全員がコマを動かしたら、カードを8枚まで補充して次のラウンドに移ります。
4ラウンド終了時、最も多くマーカーを回収したプレイヤーの勝利です。
このゲームの肝は何と言っても旅っぽさです。カードを見て計画を練り、ルートを考えながらタイルを置き、他プレイヤーの思惑に一喜一憂し、時にカードとタイルが噛み合わずに難渋したり、これはもう旅そのものです。SDJも納得です。
5- Minute Dungeon
5分間でダンジョンを攻略する協力ゲーム。
2017年、Connor Reidの作品です。
各プレイヤーは自分のキャラクターを決め、キャラクターごとに特徴のある専用のデッキを持ちます。
ダンジョンのレベルを決め、ダンジョンのレベルと人数に応じてダンジョンカードの山札を作ります。
5分のタイマーをセットしてゲームを開始します。
ゲームが始まったら、ダンジョンの山札を1枚めくり、その障害に立ち向かいます。
このゲームには手番の概念はなく、プレイヤーはいつでもカードを出すことが出来ます。
通常各プレイヤーの手札は3枚で、手札が2枚以下になった時に随時山札から補充します。
障害は基本的に5種類のシンボルの組み合わせになっており、各プレイヤーは手札からそのシンボルのカードを出し合うことで障害を取り除けます。
障害を取り除いたら次のダンジョンカードをめくります。これを繰り返し、山札が無くなり、その下のボスに書かれたシンボルに対応するカードを出せたらダンジョンクリアです。
今回は訓練されたゲーマーが集まったためか、レベル1から6を全部一発クリア。素晴らしい。
何しろ時間が無いので、プレイヤー同士のコミュニケーションが忙しく、騒がしくなります。この感覚は、同じくリアルタイム協力ゲーム「スペースアラート」に近いものがあり、ワイワイ楽しめます。
ただ、「スペースアラート」に比べ、「5- Minute Dungeon」の方が明らかにぬるいです。ダンジョンカードのパターンも多くなく、飽きが来るのは早そうです。拡張に期待といったところでしょうか。
この後も色々遊びましたが、続きは後編で。