12/1ミスボド(後編)
前回に引き続き、12月1日のミスボドの報告です。
前回の記事はこちら。
Candrageni
インドネシアで買ってきたゲーム。
Rakai、すなわちジャワの王になって、島を回って資源を集め、交易や寺院の建設で勝利点を集めるゲーム。
プレイヤーはラウンド開始時にアクションカードを2枚(3〜4人プレイの場合)出し、全員一斉に公開します。アクションカードが特定の条件を満たすと、火山または海の災害が発生します。災害が一定回数発生すると全員負けになりますが、プレイヤーがちゃんと勝ちを目指せばまず起こりません。
その後、アクションを選択します。アクションを選ぶ際は、前のプレイヤーが選んだアクションから時計回りに1〜3枚先のものを選ばなければなりません。アクションを選んだら、自分が持っているフラッグをそのカードの上に置きます。アクションカードに置けるフラッグの数には上限があり、フラッグが置けない場合はそのアクションは行えません。
アクションでは、ヘクスマップを移動し、隣接するマスを起動する行動が中心となります。マスを起動することで、資源を集めたり、お金か資源を支払って寺院を立てたりできます。
それ以外に、農耕を行う、次のアクションを2回連続で行う、他プレイヤーが持つ自分のフラッグを回収するアクションがあります。農耕は、アクションまたはターン開始時に段階が進み、収穫時にお金を獲得します。
寺院は勝利点だけでなく、それぞれ特殊効果を持ち、建設するとその効果を得られます。特殊効果には生産力を跳ね上げるものが多いので、これを建てて拡大再生産をするのが重要になります。
交易や寺院の勝利点が15点に達したら、その時点でそのプレイヤーの勝利です。
今回はいくつかのルールミスをやらかしてしまったため、最終的な評価は保留しますが、意欲作であることは間違いありません。ひねりの効いたワーカープレイスメントやヘクスマップ、拡大再生産など、様々な要素を贅沢に盛り込んでまとめ上げている点には感心しました。
なお、寺院の効果が強いので、これはゲーム開始前に説明しておいた方が良さそうです。
マメィ
ウィンストンドラフトで豆カードを取り、セットを作って売るゲーム。
カードを取る畑が3つあり、カードを取るときは、1つ目の畑のカードを見てから、そのカードを取るか、次の畑に行くか選びます。カードを取ったら、その手番で見た畑にカードを1枚ずつ裏向きで追加します。
カードを売るのは早い者勝ちで、特定のセットで得点できる回数には制限があります。
運の要素が強めの軽いゲームです。欲しいカードが出るまで粘るかほどほどで妥協するかの判断が問われます。強烈な印象があるわけではありませんが、手堅くまとまっています。
サイコメトラー エーアール
スマートフォンと連動したARゲーム。
サイコメトラー役1人と容疑者に分かれて遊びます。容疑者のうち1人が犯人になり、犯人以外の一般人は犯人を探すのが目的になります。
サイコメトラーがスマートフォンのカメラで現場を映し、サイコメトリーボタンを押すと、証拠品がおぼろげに映ります。それを元に、サイコメトラーが映ったものを言葉で説明します。証拠品5つのうち2つが犯人と密接に関わっています。
サイコメトラーがエネルギーを使い果たしたら、全員で議論して犯人を探します。無事に犯人を見つけたら一般人の勝利、間違えたら犯人の勝利です。
スマートフォン連動のゲームということで期待していたのですが、ゲームとしては少々粗い印象です。証拠品のヒントの難易度にムラがあり、簡単に当てられる時とそうでない時の差が激しいのです。とは言え、こうしたスマートフォンとの連動は今後色々と面白いものが出てきそうなので、今後も注目して行きたいと思います。
この日はこれらのゲーム以外に、未発表ゲームのテストプレイやクイズなどを楽しみました。
以上で12月1日のミスボドの報告を終わらせていただきます。