双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

Vertigoと私の因縁を語る

エッセンから帰って来た双六小僧です。

 

最近のエッセンは中古ブースが減ったと聞きましたが、そんな中古ブースからこんなものを見つけて来ました 。

 

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Vertigoです。

最終日の投げ売り価格で10ユーロ。

 

Vertigoは環境破壊と戦いながら工場を建て、国家を運営するゲームです。

1990年作、Sylvie Barc、 Philippe des Pallières、Yves Fagherazzi、 Juan Rodriguez ほか2名による作品です。プレイ人数は2人から4人、公称プレイ時間は90分です。

 

このゲームは、環境問題を巧みにゲームに落とし込んでいる、たいへんメッセージ性の強い作品です。環境を破壊する工場の方が儲かったり、国連が欲の皮の突っ張り合いの場になったりと、現実世界さながらの状況に唸らされます。

 

実はこのゲーム、以前に1度だけ遊んだことがあります。それも、ボードゲーム の世界に入ってすぐの頃に。

 

当時ボードゲーム初心者だった私は、右も左も分からないままJAGAに顔を出し、そこでいきなりVertigoをぶつけられました。普通そこはカルカソンヌとかカタンとか、当時流行っていたドミニオンとか、他に出すべきゲームがあるのではないか、今はそういう風に思えますが、当時は訳も分からずVertigoの嵐に巻き込まれました。

 

そんな風にして始まった私の初Vertigoですが、そもそもボードゲームの経験がほとんど無かった私はすっかり混乱し、とんちんかんな手を連発してしまいました。結局、私の混乱ぶりを見かねたのか、ゲームは途中終了。なんともすっきりしない幕切れとなりました。

 

あれから8年、今、私の手にVertigoがあります。あの時の借りを返す時が来ました。もうあの時の私とは違います。今度はちゃんと最後まで遊びます。ゲーム会で私と会いましたら、お付き合い頂けると幸いです。