7月にドキュメンタリー「ボードゲームデザイナーズ」を公開した後、私は次のドキュメンタリーで何を撮ろうかと思案していました。
RTAの世界を撮ったら面白いかな、とか、文学フリマとかもテーマとして魅力的だな、とか、そんな事を取りとめもなく考えていたのですが、ある時マーダーミステリーについて書かれたこんな記述を目にしました。
「2018年秋に中国のボードゲームなどを調査に、日本のアナログゲーム関係者が台湾の人たちとグループで北京などに行き、そこで当時中国で大ヒットし、マーダーミステリーの代表作となっていた『王府百年』を持ち帰りました。」
(マーダーミステリーエントリーガイド(グループSNE)P30より引用)
あれ?2018年のその時期、私、中国にいたような…
この記事によると、どうやら私はDICE CONでマーダーミステリーとニアミスをしていたようです。(記事中では「謀殺之謎」と表記)
思い起こせば、同行した現ミステリアス・トレジャーの水谷さんが買っていたものの中に「王府百年」があったような気がします。
さらに振り返ると、3月の北京旅行でもマーダーミステリーについて書かれた掲示を写真に収めています。
…どうやら、マーダーミステリーこそが、私が次に扱うべきテーマのようです。
という訳で、マーダーミステリーをテーマにしたドキュメンタリーの制作を開始します。
中国で流行したマーダーミステリーはいかにして日本に伝来したか、どのように広まっていったか、その過程でどのように変化していったか、関係者たちのインタビューを中心にまとめていきます。
現在は、水谷さんらマーダーミステリー関係者にインタビューを申し込み、日程を調整しているところです。
今年の9月後半から撮影を開始し、2025年春に公開する予定です。
続報にご期待ください。