双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

5/23コロコロ堂

5月23日、湯島のコロコロ堂を訪ねました。

 

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コロコロ堂とは

2015年文京区根津で開業し、2018年4月に現在の湯島に移転したボードゲームカフェです。

 

コロコロ堂

 

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店内は明るく、広さも十分にあります。席数は大体30くらい。店員さんの応対も丁寧で、ゲームのルール説明もしっかりしていました。

 

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こちらが物販コーナー。

コロコロ堂は、ウェブ上でもゲームを販売しています。

 

コロコロ堂 Web Store |

 

この日は私以外に1人で来店したお客さんがいたので、その方と2人で3ゲームほど遊びました。それ以外では、グループのお客さんが2グループ来店していました。

 

ロストシティ

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5ヶ所の遺跡を探検する探検家となって、それぞれの遺跡のカードを出して得点を獲得する2人用ゲーム。

 

プレイヤーは5色の手札を8枚持ちます。カードには色ごとに2から10の数字、または握手マークのものがあります。

 

手番になったらいずれかの遺跡に同色のカードを1枚出すか、カードを1枚捨てるかします。

遺跡にカードを出す際は、前の数字より大きなものを出さなければなりません。握手マークは数字カードより前に出さなければなりません。

いずれかの遺跡に1枚でもカードを置いたら、そのプレイヤーのその遺跡の得点がマイナス20点になります。数字カードを出すと、その数字が遺跡の得点に加算されます。握手カードは、その遺跡の得点をプラスマイナス問わず倍加します。

カードを捨てる時は、色ごとに分けて捨てます。

カードを出したら、山札もしくはいずれかの色の捨て札の1番上を補充します。

 

これを交互に繰り返し、山札が無くなったらゲーム終了です。遺跡ごとの得点を集計し、得点の高い方が勝利します。

 

ケルト」のカードプレイ方式の原型となったゲーム。

列の1枚目を出すかどうか悩んだり、相手の欲しそうなカードを捨てずに頑張ったり、単純ながら深い味わいがあります。双方初めてだったため、ゲームの面白さを完全に引き出すところまで行きませんでしたが、それでも非常に楽しめました。

 

キャントストップ

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ダイス4個を振って2つずつに分け、対応する数字のコマを進めていくゲーム。

 

1回の手番で進められるコマは3列までです。振ったダイスを2つずつに分け、それぞれの数字の列でコマを進めます。失敗しない限り何度でも振れますが、失敗するとその手番に進めた分が無効になります。手番を終了することを選んだ場合、進んだコマの位置にマーカーを置き、次回はそこから出発します。

誰かが列の終点にマーカーを置いたら、以後誰もその列でコマを進める事は出来ません。3ヶ所の終点にマーカーを置いたプレイヤーの勝利です。

 

失敗のリスクを考えながらダイスを振る緊張感と、状況に応じた出目の分割の判断が楽しいゲームです。長年に渡って定番になるだけの事はあります。

ニューゲームズオーダー版のキャントストップを遊ぶのは今回が初めてでした。ボード部分が布である点が特徴的です。ラベンズバーガー版もいいですが、こちらも悪くありません。

 

タルギ

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砂漠の民トゥアレグ族となって、商品を集め、部族カードを手に入れる2人用ゲーム。

 

場に5×5のカードを並べます。外周のカードは固定です。内側には商品カードと部族カードを並べます。

 

毎ラウンド、先攻プレイヤーから交互に1個ずつ、3個のタルギ駒を外周のいずれかのカードに置きます。対戦相手が置いたのと同じ場所、対戦相手と向かい合わせの場所には置けません。

双方が3個ずつ置いたら、タルギ駒を置いた縦列と横列の交点にマーカーを置き、そのカードの効果を実行できます。基本的に、交点は2ヶ所になります。

 

各プレイヤーは、タルギコマを置いたカードと交点のカードのアクションを好きな順番で実行します。商品や金貨を獲得し、それを使って部族カードを獲得するのが基本的な得点獲得の流れになります。

部族カードを商品不足で獲得できない、もしくは獲得したくない場合は、1枚だけ手札に取っておく事ができます。取っておいたカードを獲得する際は、別途アクションが必要です。

部族カードを獲得したら、自分の前に縦3段、横4列に並べます。横4枚が全て同じシンボルなら4点、全て違うシンボルなら2点のボーナスです。

内側のカードでアクションを行った際は、そのカードを取り除き、元のカードが商品カードなら部族カードを、部族カードなら商品カードを補充します。補充したカードはラウンド終了まで裏向きにして置きます。

 

双方がアクションを済ませたらラウンド終了です。裏向きのカードを表にし、商品と金貨が上限を超えていたら調整し、先攻を交替します。

 

ゲーム中最大4回、盗賊が商品や金貨を奪います。商品や金貨が払えない場合、勝利点を支払います。

 

規定ラウンドが経過するか、いずれかのプレイヤーが12枚の部族カードを獲得したらゲーム終了です。部族カードの得点、セットボーナス、銀細工の点数などを計算し、得点の高いプレイヤーの勝利です。

 

変則的なワーカープレイスメントで、タルギ駒で相手のやりたい事を妨害しながら自分のやりたい事をやるゲームです。部族カードのテキストが煩雑なので、多少の慣れは必要ですが、全体としてはよく出来たゲームです。

 

以上で5月23日のコロコロ堂の報告を終わらせていただきます。