7/29川崎あなろぐゲーム会
7月29日、川崎の川崎あなろぐゲーム会に参加して来ました。
ドリームホーム(拡張入り)
中央ボードから毎ラウンド部屋カードを取り、個人ボードに並べて家を作るゲーム。
ラウンド開始時、部屋カード1枚と、屋根や装飾品などのカード1枚もしくはスタートプレイヤーの権利のセットがプレイ人数+1組公開されます。
スタートプレイヤーから順に1セットを選び、自分の家に配置していきます。
12ラウンド終了で家が完成し、最も得点の高いプレイヤーが勝利します。
今回は拡張を入れて、6人でプレイ。
今回は屋根を軽視してやたらと人物を取っていましたが、しっかり屋根の色を揃えたプレイヤーに負けました。
ルールが分かりやすく、無駄なくまとまっているゲームです。
自分の家が出来ていく感じが見ていて楽しい、王道感溢れる素敵なファミリーゲームです。
イノベーション
自分の前に文明カードを並べ、その能力を使って影響力を高め、時代を制覇するゲーム。
全ての文明カードに違う効果があり、しかもそれらの能力に統一感が無く、非常に把握が困難です。
仮にカードを把握しても、カードの引きに大きく左右されるゲームなので、長期的な戦略を立てるのは無意味です。
一時期話題になったゲームですが、お世辞にも洗練されているとは言えません。
このゲーム自体が、複雑怪奇なカード効果に対する人間の処理能力の限界を試す実験なのではないかとさえ思います。
シンガポールの商人
シンガポールの開拓地に施設を建て、ワーカーを使って資源変換などのアクションを行い、貢献度を競うゲーム。
このゲームの特徴は、犯罪行為とラッフルズ卿。
一部の施設を建てる、もしくは使うと、犯罪行為を行ったことになり、袋からチップを引きます。黒のチップは手元に残します。白いチップは捜査官です。捜査官が出たら、全プレイヤーは所持資源を公開し、黒チップと阿片の合計が最も多いプレイヤーが捜査対象となり、罰金を払い、阿片を没収されます。
ラウンド開始時、最も貢献度が低いプレイヤーはラッフルズ卿の支援を受け、全プレイヤーが次に施設を建てる場所を選び、最初に建てる施設を選びます。
施設が増えるにつれて、考えることが多くなり、長考しがちになります。プレイ後は非常に疲れます。
犯罪行為やラッフルズ卿といった変わった要素を入れて特徴を出そうとしていますが、それらはいたずらにゲームを複雑化するばかりで、面白さに繋がっているような気がしません。これらを取り除いて再設計した方がいいのではないかとさえ思います。
支離滅裂
場札より強くなるように、手札を並べ替えずに1〜3枚のカードを出し、負け抜けを避けるゲーム。
過去に遊んだ時の記事はこちら。
コンセプトはいいのですが、負け抜けというのが洗練されていないように感じます。だから駄目とは言いませんが、惜しいとは思います。
Bill Gets
アパートや各種施設を入札で獲得し、ビルの収益を競うゲーム。
入札は全員同時公開。入札後にお金の補充あり。施設は収益を生みますが、稼働にはアパートで獲得できる猫が必要です。
斬新なところのまるで無い凡庸なゲームです。この日は改造版のルールも試しましたが、それでも凡作の域を出ませんでした。
以上で7月29日の川崎あなろぐゲーム会の報告を終わらせていただきます。