10/27ブルーストーン
10月27日、月島のゲーム会、ブルーストーンに参加して来ました。
マカリョーシカ
マカロンを配置してエリアを取る三人用ゲーム。
natriumlamp gamesの作品。
各プレイヤーはそれぞれ担当の色を持ちます。
プレイヤーは手番に小さいマカロンを置きます。通常は袋から引いたものを置きますが、ルールによっては回数限定で自分の手元にある自分の色のものを置くことができます。
ボード上の小さな円には4つのマカロンが置けます。4つが埋まった時に、最も多く置いていた色の中型マカロンを置きます。同数の場合は、最後に置いた色のマカロンを置きます。この時、中型のマカロンの中に小さなマカロン2つを入れ、残りを袋に戻します。
中型の円に中型のマカロンが4つ揃ったら、その中で最も多く置いていた色の大きなマカロンを置きます。この時、中型のマカロン2つを大きなマカロンの中に入れ、残りをプレイヤーに返します。
いずれかの色の大きなマカロンを2つ置いたら、その色のプレイヤーが勝利します。途中で中型マカロンを置けなくなったらそのプレイヤーが負けになり、残り二人で勝敗を競います。
見た目によらず厳しく苦しいゲーム。ただ、自分で意思決定するというより、引き運に支配されて打たされているように感じてしまうこともあります。
LOTTO
タイで買って来た宝くじゲーム。
まず、宝くじカードを公開します。全員一斉に手札を並べ、宝くじカードに指定された通りの順番と向きで重ねます。最初に重ねられたプレイヤーが宝くじカードを獲得します。
他のプレイヤーは、その重ね順が間違っていると思ったらチャレンジをすることができます。チャレンジに成功したらその宝くじカードを奪えますが、失敗したらペナルティを受けます。
ゲームの最後に抽選カードを2枚引き、持っている宝くじカードの下2桁が抽選カードと等しければそのプレイヤーの勝ち、そうでなければ宝くじカードの得点で勝敗を決めます。
タイの宝くじ事情を風刺したゲーム。
正確さを重視するかスピードを重視するかによってプレイ感が変わりそうです。多分、誰かが正確さを軽視してスピードを重視しだすと面白くなります。
最後に抽選カードで勝者が決まったりするあたりは、非常にテーマと合っていると思います。
フロッサムファイト
バイバイレミングのリメイク。
バイバイレミングについてはこちらの記事をご覧ください。
3から10の数字が書かれたボートに、そのボートの数字の倍数の数字カードを出して手札を無くしていくゲーム。
プレイヤーは、手番になったらいずれかのボートにその数値の倍数のカードを出します。出すカードは、既に出ているカードより大きい数字でなければなりません。また、1回のラウンドで使えるボートの数には制限があります。
手札を最初に無くしたプレイヤーがラウンドの勝者です。また、残りのプレイヤーで手札の最大値が低いプレイヤーが得点を得ます。
規定ラウンド終了時の得点で勝敗を決めます。
よくまとまった、幅広い層に受け入れられそうなカードゲームです。
Waroong Wars
インドネシアのゲーム。
ドラフトで集めた食材でインドネシア料理を作ります。
毎ラウンド開始時、プレイヤーに6枚ずつ食材カードを配ります。それらをドラフトし、6枚の食材カードを手に入れます。
その後、食材カードを使って場に並んだ料理カードを獲得します。料理カードを獲得したら、同時に客カードも獲得できます。客カードは得点もしくは使い切りの特殊能力を持っています。
料理カードが補充できなくなったらそのラウンドでゲーム終了です。料理や客の得点を合計して勝敗を決めます。
まず、何は無くとも料理がおいしそうに書かれているのが好印象です。
システムも手堅くまとまっており、毎ラウンド食材カードをシャッフルするのが面倒臭いのと、客カードに当たり外れがある他は満足のいく出来栄えです。
Coffee Shop
材料と客の2段階の競りでコーヒーショップを経営するタイのゲーム。
前回遊んだ時の記事はこちら。
一緒に遊んだ方から、1ラウンドに買える材料が少ないためにテンポが悪いのと、交渉のルールがあまり有効に機能していないという指摘がありました。このあたりは私ももったいないと思います。
延禧政略
清王朝の後宮を舞台に、競りで権力者の後ろ盾を獲得する中国のゲーム。
どうやらテレビドラマとのタイアップ作品のようです。
このゲームでは、権力者のタイルを1枚ずつ競りにかけます。競りには時計回りの競りと一斉公開の競りの2通りがあり、スタートプレイヤーが選べます。
このゲームの競りの特徴は、隣り合う2人のプレイヤーの合計額により落札者が決まり、落札したタイルは2人の間に並べるということです。
一定枚数のタイルを競り終えたら各プレイヤーは収入を得ます。基本収入とは別に、ダイスを2回振り、出目に対応するタイルの両隣のプレイヤーが収入を得ます。
これをタイルが無くなるまで繰り返し、自分の両隣のタイルの得点と各種ボーナスを計算して勝敗を決めます。
隣との合計額で競るというのは斬新ですが、今ひとつコントロールが効かないように思います。
また、ゲーム終了までに競るタイルの枚数が多すぎるのも難点です。このあたりはヴァリアントで調整する必要がありそうです。
以上で10月27日のブルーストーンの報告を終わらせていただきます。