双六小僧の新・ボードゲーム放浪記

東京近辺のボードゲーム会を放浪するゲーマー双六小僧が、遊んだボードゲームや参加したボードゲーム会、ボードゲームカフェなどについてあれこれ書くブログです。

9/20千夜のセルフコン

9月20日向ヶ丘遊園で開催された千夜のセルフコンに参加して来ました。

 

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このゲーム会は植民地戦争+αの千夜一葉さんが主催しており、ゲームマーケットのゲームが多く遊ばれる傾向があります。

 

 

ワンダーダンジョン

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場からダイスを選び、それによりダンジョンを探索していくゲーム。

 

ラウンド開始時、規定数の3色のダイスを袋の中から取り出して振ります。

プレイヤーは手番順に場のダイスを1個選び、その色と出目に従ってダンジョン内を進みます。

取ったダイスは、3つある入り口のいずれかに置くか、すでに置かれている同色のダイスと入れ替えるかします。

その後、ダイスの出目の数だけダンジョンを進みます。一度通ったマスは再度通れません。

色のついた扉は同色のダイスでのみ通過できます。白の扉は手前で一度止まれば次の手番で通過できます。扉の前で止まった時は、ダイスの色を変更することができます。

 

途中で宝箱を通過すれば得点になります。また、扉を通過できる鍵やダイスの色を変えられるクリスタルを拾うこともできます。

 

規定数のラウンドが終了するか、全員が手詰まりになったらゲーム終了です。それまでに通過したマスの数と、獲得して使用したアイテムの数が得点になります。

 

 

システムの大枠は悪くないのですが、いくつか気になる点がありました。

まず、ダンジョンらしさを出すことを優先してシートを黒にし、白のペンで書き込むようにしてあるために、白のペンが書きづらかったり、インキが変なところに付いたりと色々不便です。

また、アイテムを獲得して使用すると得点になるというのは、少々不思議なルールに感じました。アイテムを使用せずに残すと得点になる方がより自然なルールのように思います。

 

チクタクオーダー

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依頼のアイテムを協力して作るリアルタイム協力ゲーム。

プレイヤーは砂時計の砂が落ち切るまでに指定数の依頼を達成することを目指します。

 

プレイヤーは裏向きになった素材タイルをめくり、場にいる4人の職人の上に特定の素材または製品を集めることで対応する製品を制作できます。依頼で指定された素材や製品を納品ボードに並べると、依頼を達成できます。

 

途中でネズミをめくったら、ただちに納品ボードに置き、そのネズミがいる部分を使用不能にします。ネズミを取り除くには、2人のプレイヤーが対応する素材を同時に出す必要があります。

 

製品の製作やネズミの駆除に使った素材は箱に戻します。この素材はいつでも場に戻せますが、戻す時にネズミが表になったら、やはりそのネズミを納品ボードに置きます。

 

 

たいへん忙しく、エネルギーを使うゲーム。どこかスポーツのような感覚があります。

また、ルールがきれいにまとまっており、遊びやすい印象です。

 

イムホテップ

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船で石を運び、ピラミッドなどの建造物などを建てるゲーム。

 

ラウンド開始時に、規定数の船が場に並びます。船の積載量は毎ラウンド変わります。

 

プレイヤーは手番になったら、以下の3つのいずれかを行います。

  • 手元のそりから船に石を積む
  • 採石場から手元のそりに石を補充する
  • 一定数以上の石が載った船をいずれかの建設現場に出航させる

船が建設現場に着いたら、船の前方の石から順に現場に配置し、現場ごとの効果を受けます。

建設現場には、石を置いた瞬間に得点やカードがもらえるもの、ラウンド終了時の石の配置によって得点などがもらえるもの、ゲーム終了時の石の数によって得点が決まるものなどがあります。

船には大抵の場合複数プレイヤーの石が載っており、また自分の石を載せていない船を出航させることもできるので、他プレイヤーの得点を妨害するように出航することも重要になります。

規定ラウンド終了後、それまで取った得点にカードのボーナス点などを加え、勝敗を決めます。

 

 

プレイヤー間の利害関係を把握するのが大変なゲーム。

自分が得点を取ることよりも、どうやって他のプレイヤーの得点を抑えるかをより多く考えるゲームという印象で、その辺の意識が弱いプレイヤーがいるとゲームが壊れかねないピーキーなゲームだと感じました。玄人好みのゲームと言えそうです。

 

 

この日はこれら以外に開発初期の新作ゲームのテストプレイにちょっとだけ参加しましたが、詳細は省かせていただきます。

 

 

以上で9月20日の千夜のセルフコンの報告を終わらせていただきます。