12/25大田非電脳ゲーム倶楽部
12月25日、大田非電脳ゲーム倶楽部に参加して来ました。
この日はシンガポールのOrigameから取り寄せたゲームを中心に遊びました。
Wok and Roll
ダイスを振って食材を揃え、料理を作るゲーム。
Origameの作品。
プレイヤーは手番になったら赤2個、白4個のダイスを振ります。手番プレイヤーは2回まで任意の数のダイスを振りなおすことができます。
出目が確定したら、手番プレイヤーは赤と白のダイスを使い、それ以外のプレイヤーは白のダイスだけを使い、ボードにある料理の組み合わせを作り、対応するマスにチェックを入れていきます。この時、冷蔵庫の食材を追加することが可能です。
レシピの目を揃えることで、出目の変換やボーナス得点といった能力を解放できます。
誰かが規定数の料理を完成させたら、そのラウンドでゲームが終了します。
料理の得点やボーナス得点を集計して勝敗を決めます。
いわゆる紙ペンゲーム。
今回は基本ルールで遊びましたが、手堅くまとまったゲームという印象です。
自分だけが使える赤ダイスをうまく利用し、自分にとってだけ使いやすい出目を目指すのが面白いです。
上級ルールになると、プレイヤーごとの得意料理やレシピによるマスの解放といった要素が追加されるので、それがゲーム体験にどのような影響を与えるかも試してみたいです。
スパイコネクション
経路上にエージェント駒を置きながらヨーロッパを移動し、都市間を移動してミッションを達成するゲーム。
プレイヤーは、手番になったらミッションの獲得か移動のいずれかを行います。
ミッションを獲得する時は、場に並んでいるミッションの中から1枚を取り、そこに自分のエージェント駒を置きます。
移動の際は、経路のマスにエージェント駒を置く必要があります。経路に他プレイヤーの駒がある時は、そこに2つの駒を置かなければなりません。すでに自分のエージェント駒がある経路は自由に移動できます。
手番終了時、自分のミッションで指定された都市にいれば、ミッションカードにエージェント駒を置くことができます。ミッションカードの全都市にエージェント駒を置けば、そのミッションを達成したことになり、得点を獲得できます。
誰かが規定数のミッションを達成したら、他プレイヤーが1回ずつ行動してゲームが終了します。達成したミッションの得点を集計し、勝敗を決めます。
ルールはシンプルながら、他プレイヤーを妨害したり、他プレイヤーの妨害をかいくぐったりの駆け引きが楽しめる良いゲーム。
ルールがシンプルなので、余計なところでストレスを感じず、本質的な攻防に集中できます。
Kopi King
材料を集めてコーヒーなどの飲み物を作るリアルタイムゲーム。
こちらもOrigameの作品。
各プレイヤーは2枚のオーダーカードを持ち、場に裏向きで置かれたカードの中からリアルタイムで材料を探し、飲み物を作ります。
一部の飲み物は裏向きで材料を配置するテイクアウトとなっており、一度置いた材料はゲーム終了まで確認できません。
飲み物が完成したら次のオーダーカードを取ります。
誰かが規定数のオーダーを完成させたらゲーム終了です。完成した飲み物の得点などを集計し、勝敗を決めます。
手軽なゲームを目指して作られたゲームで、ゲーム慣れしていない人には良さそうですが、私のような擦れたゲーマーにとってはひねりが足りないと感じます。
Plantopia
植物を植え、天候を操作して植物を育てるカードゲーム。
この日3本目のOrigame作品。
過去に書いた紹介記事はこちら。
ゲーム会で遊んだのは今回が初めて。
可愛いカードイラストが好評でした。
植物カードの能力をうまく生かすのも重要ですが、他プレイヤーの天候カードを予想しながら自分の天候カードを選び、うまく天候を調整して自分の植物を育てていくことも大事、そんなゲームです。
Durian Dash
ドリアンを集めるカードゲーム。
この日4本目のOrigame作品。
場にドリアンカードの列が2つあり、プレイヤーはそこからドリアンを取っていきます。
各プレイヤーはゲーム開始前に好みカードを引いてドリアンの好みを決めます。好きなドリアンの得点は高くなり、嫌いなドリアンは取ると減点になります。
プレイヤーは手札の3枚のアクションカードのうち1枚を選び、2つの列のどちらに出すかを決めて一斉に出します。
アクションカードには行動順の番号と、列のどちら側から取るかの方向指定と、その列で行うアクション内容が書かれています。アクション内容は、列からドリアンを取る、列にドリアンを戻す、他のプレイヤーにドリアンを押し付けるの組み合わせです。
全員がアクションカードの番号順にアクションを行った後、列のドリアンの枚数が一定数以下なら、その列にドリアンを補充します。プレイヤーは使用したアクションカードを捨て、代わりのアクションカードを1枚補充します。
ドリアンカードの山札が尽きたら、その次のラウンドが最終ラウンドになります。
ドリアンの得点を集計し、勝敗を決めます。
他プレイヤーの動き次第で計画が狂う愉快な短時間ゲーム。腐ったドリアンを他プレイヤーに押し付ける汚い攻防が楽しめます。
Origameの作品は、今後ひょっとしたら小僧ゲームズで取り扱うかもしれません。
以上で12月25日の大田非電脳ゲーム倶楽部の報告を終わらせていただきます。